(※写真はイメージです/PIXTA)

老後資金の準備は、「出るお金」と「入るお金」を整理することが重要です。ポイントとなるのは「出るお金」のうちの、生活費以外にかかるお金の部分です。経済ジャーナリストが、明快かつ平易に解説します。※本記事は『マンガと図解でよくわかる 老後のお金 本当に必要な金額の答えと今からできる対策』(インプレス)から抜粋・再編集したものです。

「出るお金」は、3つに分けて予算化すると考えやすい

◆生活費以外にもかかるお金がある

老後のマネープランを考えるために、まずは「出るお金」と「入るお金」の把握、つまり収支について整理をしておくことが大切です。

 

まず入るお金ですが、給料や年金など「定期的な収入」と退職金や手持ち資金などの「金融資産」に分けます。

 

肝心の出るお金についてですが、老後に必要なお金を考えるとき、「生活費は月20万円くらいかな」などつい日々の生活費にばかり目がいってしまうものですが、実際はそれだけではありません。老後にかかるお金は①定期支出(基本生活費・その他の支出)のほか、一時的な支出として、②ライフイベント費③万一のお金(医療・介護費)の大きく3つに分けて考えます。

 

①定期支出は、食費や住居費などの基本生活費のほか、趣味やレジャーに使うお楽しみ代といったその他の支出も含まれます。

 

②ライフイベント費は、自宅のリフォーム代や海外旅行、子どもの結婚式援助などがあります。

 

③介護・医療費の中でも、特に将来介護が必要になったときのためのお金は蓄えておきましょう。個人差が大きい費目ですが、目安として1人500万円程準備しておくと安心です。

 

だいたいの予算を出しておくだけでも、将来必要なお金が見えてきます。老後にかかるお金の目安を知ることで、今からの対策も立てやすくなります。

 

[図表1]

 

[図表2]

 

注目のセミナー情報

【国内不動産】4月25日(木)開催
【税理士が徹底解説】
駅から遠い土地で悩むオーナー必見!
安定の賃貸経営&節税を実現
「ガレージハウス」で進める相続税対策

 

【資産運用】5月8日(水)開催
米国株式投資に新たな選択肢
知られざる有望企業の発掘機会が多数存在
「USマイクロキャップ株式ファンド」の魅力

次ページ「ライフイベント費」を見直す3つの鉄則
マンガと図解でよくわかる 老後のお金 本当に必要な金額の答えと今からできる対策

マンガと図解でよくわかる 老後のお金 本当に必要な金額の答えと今からできる対策

酒井 富士子

インプレス

老後2000万円問題ってほんと? 漠然と不安を抱えている人に 入るお金の増やし方、不安の消し方教えます! 本書は「老後2000万円問題」で漠然とした不安を抱くすべての人々に向け、本当に必要な金額の答えと今からできる対…

人気記事ランキング

  • デイリー
  • 週間
  • 月間

メルマガ会員登録者の
ご案内

メルマガ会員限定記事をお読みいただける他、新着記事の一覧をメールで配信。カメハメハ倶楽部主催の各種セミナー案内等、知的武装をし、行動するための情報を厳選してお届けします。

メルマガ登録