(※写真はイメージです/PIXTA)

日本は生命保険大国で、大半の日本人が生命保険で資産形成をしています。老後資産、相続対策、教育資金など、その目的は様々で、中にはとりあえずお金を貯めるために生命保険に加入している方もいるはずです。一方、生命保険は主な目的を表す内容が商品名になってはいるものの、複雑であるが故に、あまり生命保険商品の特徴を理解せずに生命保険料を支払っている方も多いのではないでしょうか。そこでここでは、資産形成の目的に合わせた生命保険の使い方について解説します。

生命保険を効果的に使うため、まず「やめるべきこと」

まずは「目的の名前がついた生命保険」に加入するのをやめるところからはじめましょう。学資保険、がん保険、介護保険など目的の名前がついた保険は数多ありますが、これらの生命保険商品は目的が限定されます。限定されるということは柔軟性がないということです。

 

生命保険で資産形成する一番のメリットは、家族の万が一に備えながら資産形成ができるところです。

 

また、生命保険も金融商品であるということを忘れてはなりません。結局はライフイベントに合わせて生命保険でどのくらいの資産形成をするかがポイントです。

 

がんになったり、介護状態になったりした場合でも、結局は積み立てた資金を取り崩すことで対応することになります。目的を限定せず柔軟性のある生命保険に加入することで、家族の変化に合わせた資産形成をすることができるでしょう。

 

また、「減額」や「払い済み」といった生命保険契約の変更をすることで、さらに生命保険の柔軟性が高まり、効果的に資産形成ができます。合わせて活用するようにしましょう。

 

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次回は「海外で資産運用する必要性」について解説します。

 

 

村上 年範

クレディ・テック株式会社 代表取締役

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