(※写真はイメージです/PIXTA)

日本の住民票を除票して非居住者として海外移住したときには、日本の金融機関の金融サービスが受けづらくなります。とはいえ、老後資金や教育資金などの資産形成は続けていきたいものです。そこで本記事では、「海外移住をしたときの資産形成」について解説します。

海外移住者の資産形成に最適?「オフショア投資」とは

海外移住をして日本の非居住者になった場合、どのように資産形成をすすめればいいのでしょうか。

 

その対策としてオフショア投資が挙げられます。オフショア投資とは、海外投資という意味ですが、先進国や金融センターでの投資を意味することもあります。先進国や金融センターであれば、アメリカドルやユーロなどの国際基軸通貨で投資をすることができます。もちろん、日本円での投資も可能です。

 

オフショア投資と一口に言ってもいろいろな方法があります。海外移住者がオフショア投資で資産形成をしている方法について解説します。

 

1. オフショアの証券会社で投資

 

アメリカやシンガポールなどの先進国や金融センターで日本人でも開設できる証券会社に口座を開設して、主に株式投資、債券投資で資産形成をする方法です。オフショアの証券会社の特徴は、日本の証券会社と比べて幅広い株式市場へアプローチができる点です。また、幅広い通貨にも対応しているため、為替手数料を気にせず資産形成をすることができます。

 

2. IFA(=独立系FP)を通じて海外積立投資

 

海外IFAを通じて海外積立投資または、一括で海外投資をする方法です。

 

日本人が購入できる海外積立商品は限られていますが、一般的にイギリス領のタックスヘイブンを管轄とする投資会社で資産形成することになります。タックスヘイブンというだけあって、投資利益に対して非課税となります。

 

資産形成のパートナーとなるIFA選びがもっとも重要なポイントになります。

 

3. 海外保険代理店を通じて海外生命保険で投資

 

海外保険代理店を通じてアメリカや香港の海外生命保険に加入して資産形成をする方法です。国によっては日本人が加入できる生命保険は少ないですが、金融センターである香港では日本人でも比較的簡単に生命保険に加入することができます。

 

生命保険は加入後のメンテナンスも重要なポイントなので、海外保険代理店選びには慎重に取り組まなければなりません。

 

日本に居住する日本人が海外の生命保険に加入する場合、違法になる可能性があります。日本の保険業法では海外の金融機関が日本人に対して金融商品を販売することを禁じているのです。そのため、もし、日本に居ながら海外の生命保険に加入したい場合には注意が必要です。

次ページ資産形成のパートナー「IFA、保険代理店」を選ぶポイント

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