【関連記事】日本円が「大暴落」!ロシアのルーブルを笑えない日本の悲劇
経済成長しなければ日本人は貧乏になる
■経済成長が必要な理由経済
成長はなぜ必要なのでしょう。
人はみんな年を取ります。それゆえ、家族や社会は高齢者を養う必要があります。平均寿命が延びれば延びるほど、現役世代がその人たちを養わないといけない。さらに子供たちも育てないといけません。
高齢者が安心して暮らし、子供たちを育てて社会を次世代に繫げるには、現役世代の収入が増えることが不可欠です。そのためには付加価値、新しい価値が必要となります。それがないと収入の源泉になりませんから。
つまり前世代と次世代を支えるために必要なものは何かというと、それは「原資」なのです。そして原資はどこから来るかというと、経済成長です。
だから「ゼロ成長でもいい。いや、マイナス成長でもいいじゃないか。成長しなくてもいい。みんな静かに暮らして、それでいいじゃないか」というわけにはいかないのです。そうしたら、老人は姥捨て山に送り込んで早く安楽死させ、子供はつくらないとなってしまう。それしか選択肢はないのです。
隔絶された環境で、大人も子供も自給自足で生きるという方法もあるかもしれませんが、それでは子供をつくるのにも制限が出るでしょう。結婚もしにくくなるでしょう。長い間経済が停滞している日本は、そういう前兆というか流れにもうなってしまっているのではないでしょうか。
だから経済がある意味、実質成長率(物価変動の影響を除いた実質GDPで算出)で2%、名目成長率(物価変動の影響を除いていない名目GDPで算出)で3%という先進国の常識というか、このくらいは達成しないと厳しい。少子高齢化に対応できません。
ゼロ成長のままだと、日本国は滅びる。それは怖いから、外国人をどんどん入れなさい。中国人もどんどんいらっしゃい。中国の北海道の土地の買収も大いに歓迎ですよという動きが見られますが、こうなると、恐らくもう日本が日本でなくなるでしょう。
中国人が北海道の買収した場所に住みついてしまう。チャイナタウンとか中国人街がどんどんできる。中華料理を食べに行く「チャイナタウン」ではなく、ほんとうに中国人が住んでいるチャイナタウンです。そこでは「日本人と犬は入るべからず」とされてしまう可能性だってあります。近未来に中国人の住民が牛耳る地方議会が出てくるかもしれません。これを「日本」と呼んでもいいのでしょうか?