バランスのよい食事を作る計画と段取り
これらの目的を具体的に説明すると、
①「健康管理」と②「サポート」
◦風邪をひかせない ➡ 受験勉強のため・入試本番のため
◦脳や神経によい ➡ 受験勉強のため
◦消化によい ➡ 受験勉強のため
◦おなかを壊させない ➡ 入試本番のため
③「応援」
◦ 好きな献立 ➡ 親の思いを伝える手段・子どものテンションアップ
といった具合です。我が家では、夫婦で食事の献立作成をプロジェクトにしました。仕事をしながら、バランスのよい食事を作ることは、計画と段取りが必要不可欠です。
受験シーズンは、風邪やインフルエンザの心配な時期と重なるため、とても神経質になります。睡眠時間も少なくなりがちであれば、なおさら免疫力をアップして病気を予防することは心がけたいポイントかもしれません。➡①・②
また、消化にいい食事は、勉強をする上でも必要です。おなかがいっぱいで苦しいと、勉強に集中ができません。また、眠気にも襲われます。受験が近づき、本人が勉強に集中したいと考えている時期は、特に、消化のいい献立を考えました。➡①・②
もしも、入試当日におなかを壊してしまったら、元も子もありません。緊張やストレスから、下痢になってしまう可能性もあります。何が起こるかはわかりませんが、できるだけ、不安要素は取り除いて、当日、試験に挑めるようにしてあげたいと考えるのが親心です。
私自身、普段は、「なんとかなる」の精神でいますが、万が一はあってはならないと、入試日直前や前日の献立は、「おなかを壊させない」ことが親の使命と強く思い、細心の注意を払いました。
生ものはもちろん、脂っこいメニューやあくの強いもの、消化の悪いものは避けます。食事の際も、おかずの取り分けには菜箸を使うなど、食事中の衛生面にも注意しました。➡①・②
好きな献立が食卓に上がると、息子はとても喜んでいました。勉強の合間においしく、楽しい時間を過ごせることは、それだけで受験生にとって息抜きになります。ごちそうばかりで胃がもたれてしまうのは避けたいですが、子どもの好きな献立を囲んで家族で食事を楽しむことも、受験勉強の支え・応援になるのではないでしょうか。親がさりげなく送ることのできる、シンプルな応援メッセージにもなります。➡③
特に、入試直前の追い込み時期は、勉強ばかりで息抜きをすることが難しく、時間的な余裕も少ないため、食事の時間を気分転換にあてることは一石二鳥です。また、食卓に息子の好きな献立を意識的に取り入れたことが、実は、一番よかったのかもしれません。「応援しているよ」というメッセージが伝わり、本人の気持ちも上がるようでした。
受験生は、息抜きや楽しみに使える時間が限られるため、食事自体を楽しめるように意識してあげることが、結果として、大きなサポートになったのではと考えています。
勉強する時間はどれだけあってもいいものですが、食事の時間を大きく削ったりするのではなく、必要な栄養を摂取しながら家族で会話と食事を楽しんで、いつも通りリラックスさせてあげましょう。結果として、受験生にとってプラスに働くのではないでしょうか。
ただし、1分1秒が大切な入試直前は、
だらだらせず、パパッと食べられる消化のいい献立。
これがベストです。応援する気持ちを込めて、入試直前は、1分1秒を大切に早く食べられる消化のいい献立にしました。この時期、ひき肉料理は大変活躍しました。バランスよく栄養がとれ、消化にいいです。なおかつ、調理が簡単で火も通りやすい。
忙しい日の時短料理や、評判がよかった献立など、我が家で活躍した受験生向けのおすすめメニューは、次のページで紹介しています。