「平等だよ?」兄は不動産、妹は預金+株の遺産分割案に、妹「ずるい!」と大絶叫のワケ【弁護士が解説】 (画像はイメージです/PIXTA)

亡き父の遺産は自宅不動産と金融資産で、相続税評価額ではそれぞれ同額程度。兄は妹に、自分は不動産を、妹は金融資産を相続することを提案しますが、妹は「不公平過ぎる」と激怒し、裁判をする勢いです。相続財産に不動産がある場合、遺産分割はしばしば困難なものになります。なぜでしょうか。高島総合法律事務所の代表弁護士、高島秀行氏が実例をもとに解説します。

【関連記事】妻所有の自宅に、夫の両親が突然来訪「今日からここで暮らす」拒絶は可能か?【弁護士が解説】

父逝去…妹が激怒した、兄の遺産分割プラン

太一さんは、預貯金と株式、自宅を残して亡くなりました。預貯金と株式は合計で4000万円くらいです。太一さんには長男の太郎さんと長女の花子さんがいます。妻の陽子さんは亡くなっています。

 

太郎さんは、自宅の相続税評価額が約4000万円であることから、それを自分が相続し、花子さんが残りの預貯金や株式4000万円を相続すれば平等だと提案しています。

 

これに対し、花子さんは、相続税評価額は、時価でなく路線価で評価したうえで、小規模宅地の特例などを適用した結果、時価の半額以下になっているものなので、到底応じられません。

 

花子さんはどうしたらよいでしょうか。

 

①相続税評価額は国が定めた相続時の土地の評価額なので、相続税評価額に基づいて遺産分割をするのが正しい。

 

②路線価は国が定めた相続時の土地の評価額なので、路線価に基づいて評価して遺産分割するのが正しい。

 

③固定資産税評価額は市町村の長が定めた公的な評価なので、これにより遺産分割するのが正しい。

 

④土地は国が定めた公示地価で評価して遺産分割するのが正しい。

 

⑤土地は、時価で評価して遺産分割をするのが正しい。

 

【5/28 関連セミナー開催】
10年間「年10%」の利回り保証!「ベトナム初・5つ星スパリゾートホテル投資」の全貌

高島総合法律事務所
代表弁護士 

1965年生まれ。慶応義塾大学法学部法律学科卒業、1994年弁護士登録。第一東京弁護士会所属。現在、高島総合法律事務所、代表弁護士。

不動産会社、個人の資産家等の顧問を務めており、『相続・遺産分割する前に読む本―分けた後では遅すぎる!』、『訴えられたらどうする!!』、『企業のための民暴撃退マニュアル』(以上、税務経理協会)などの著作がある。

「遺産相続・遺留分の解決マニュアル」をホームページに掲載している。

著者紹介

連載相続専門弁護士が解説!よくある相続トラブル実例集

メルマガ会員限定記事をお読みいただける他、新着記事の一覧をメールで配信。カメハメハ倶楽部主催の各種セミナー案内等、知的武装をし、行動するための情報を厳選してお届けします。

登録していただいた方の中から
毎日抽選で1名様に人気書籍をプレゼント!
TOPへ