【週刊・稲盛和夫語録】5月16日の金言「素人の発想」

疫病の蔓延や世界情勢の悪化……不安定な世の中において、私たちはどのように生きていくべきしょうか。京セラ株式会社をはじめ、KDDI、JALと3つの世界的企業を率いた稀代の名経営者・稲盛和夫氏は、数々の著作や講演で多くの人に勇気を与え、背中を押してきました。今回は、そんな稲盛氏がすべてのビジネスマンにおくった「366の箴言」より、5月16日〜5月22日の言葉を紹介します。

16日…素人の発想

新しい事業を発展させるためには、何にもとらわれない自由な発想が必要である。また、そのような自由な発想は既成概念に染まりきった専門家からではなく、素人から生まれるものだ。

17日…現場には神がいる

仕事の現場には、神がいる。どんなに工夫をこらし、試行錯誤を重ねてもうまくいかず、壁にぶち当たって万策尽きたと思えることがある。そういうときはいったん冷静になって、もう一度周囲を観察し直してみることだ。すると神の声が聞こえてくる。現場や製品のほうから、「こうしたらどうだ」と解決のヒントをささやきかけてくることがある。

18日…答えは現場にある

答えは常に現場にある。しかしその答えを得るには、心情的には仕事に対する誰にも負けない強い情熱や、深い思い入れを持つことが必要である。

19日…羅針盤なき航海

創造的な領域では、基準とするものがない。真っ暗闇で嵐が吹きすさぶ海原を、羅針盤も持たず航海していくようなものだ。創造の領域では自分自身の中に羅針盤を求めて、方向を定め、進んでいかなければならない。

20日…信じる道を行く

これが正しい道だと固く信じているのであれば、その道がどんなに険しかろうと、どんな悪天候に遭遇しようと、その道をまっすぐ頂上まで登るべきだと、私は心に決めた。以来私は全員が一緒に頂上に到達できるように、他人へと同様、自分にも常に厳しい姿勢で臨み続けた。安易な道はたいていの場合、ゴールへ導いてくれないのである。

21日…理想をめざす

最初に到達すべき理想を描き、どんな障害があろうと、まっしぐらに進んでいく。めざす頂が明確に見えているからこそ、峻険な岩場に果敢に挑戦し、それを越えて、何があっても登ろうという気力が生まれるのだ。

22日…持てる力を出し切る

「おまえがそこまで努力したのなら、その願望が成就するよう助けてやらなくてはなるまい」と、神が重い腰を上げるくらいまでの徹底した仕事への打ち込みが、困難な仕事にあたるとき、また高い目標を成し遂げていくときには絶対に必要になるのです。

 

 

稲盛 和夫

京セラ株式会社

名誉会長
 

京セラ株式会社 名誉会長

昭和7年鹿児島県生まれ。鹿児島大学工学部卒業。34年京都セラミック(現・京セラ)を設立。社長、会長を経て、平成9年より名誉会長。

昭和59年には第二電電(現・KDDI)を設立、会長に就任、平成13年より最高顧問。22年には日本航空会長に就任し、27年より名誉顧問。

昭和59年に稲盛財団を設立し、「京都賞」を創設。毎年、人類社会の進歩発展に功績のあった方々を顕彰している。

著書に『人生と経営』『「成功」と「失敗」の法則』『成功の要諦』、五木寛之氏との共著に『致知新書 何のために生きるのか』(いずれも致知出版社)など多数。

著者紹介

連載稀代の名経営者から「人生を豊かにするヒント」を学ぶ…週刊「稲盛語録」

本記事は、稲盛和夫氏の著書『稲盛和夫一日一言』(致知出版社)より一部を抜粋したものです。

稲盛和夫一日一言 運命を高める言葉

稲盛和夫一日一言 運命を高める言葉

稲盛 和夫

致知出版社

京セラ、KDDI、JALという3つの世界的企業を率いた稀代の名経営者・稲盛和夫氏。その稲盛氏による待望の語録集が、一日一言(いちげん)として誕生しました。 「全身全霊を込め、あたかも魂をほとばしらせるがごとく話すことを…

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