ダメなリーダーは「強いチームの真似をする」
②強いチームの真似をして、無理やり強くしようとする
2つ目にやりがちな行動は「強いチームの方法論を真似する」です。
強いチームを作る方法論は、様々あります。
チームビジョンの明確化、メンバーの役割の明確化、プロセス管理、情報の共有、1on1、定期面談……など様々な方法論があります。
これらのノウハウを、いきなり取り入れていないでしょうか。
うまくいかないチームは、「強いチームの真似をする」傾向があります。強いチームというと聞こえがいいかもしれませんが、流行りのマネジメントや組織論を振りかざし、チームをまとめようとしがちです。
ビジネス書に書かれていることや、よその組織でうまくいったチーム作りを真似しようとして、現状の組織や環境を考えずに、そのままやり方を当てはめてしまい、結局うまくいかないというケースも多く見受けられます。
チーム作りにおいても「土台」があって、はじめて「ノウハウ」は機能します。
建築では当たり前のことが、チームビルディングにおいてはなされていません。チーム作りも同じなのです。
「土台」がないままに、強いチームが実践してうまくいった「ノウハウ」の部分だけを真似しても、一時的にはうまくいくかもしれませんが、長続きしません。基礎なしに建築するのと同じだからです。
しかも、一軒家、アパート、マンション、ビルでは、基礎のスケールも変わってきます。つまり、あなたのチームに合った「土台」と「スキル」が必要なのです。
土台とは、「リーダーが自分自分を知る、セルフリーダーシップを発揮する、相手を知る」こと。そしてスキルとは、強いチーム作りに欠かせないノウハウのことです。