「塾なし受験」の3つのメリットは?
「当たり前を疑う」、夫婦ともにあまのじゃくなのかもしれませんが、大切にしていることのひとつです。
「それぞれの高校に偏差値があるように、生徒が進学する高校はバラバラにもかかわらず、クラスメートのほとんどが塾通いをしているこの状況は、果たして正常なのか」とずっと疑問に思っていました。
もちろん、個々の目標や希望にしっかり合わせた対応がなされる塾もあれば、そうでない場合もあるでしょう。塾の運営上、ある程度ひとくくりにされてしまうこともあります。塾に通って成績を上げる子もいれば、思うようにいかない子もいます。それでも、多くの子どもは塾通いをしています。
「塾にいかなければ、子どもたちはいきたい高校にはいけないのか?」
これは私の大きなクエスチョンでした。塾にいくメリットはたくさんあり、そのおかげで希望の進路をかなえる子どもはたくさんいるでしょう。しかし、子どもの義務教育・受験を社会の基盤である教育の問題として考えたとき、この現状にはどうしても違和感を抱かざるをえないのです。
なぜなら、中学校で必要な勉強はしているはずで、希望の進路に進むことをカバーできない義務教育なのだとすれば、それは困ったことです。塾にいかないと高校受験をすることが難しいような教育・受験制度なのだとすれば、それは変えなければならないはずです。
やはり、公立中学生の約7割が通塾しているこの状況はおかしい。
そして、私たち家族は、中学生となった息子と一緒に、「塾なし」高校受験を選択し、実践し、入試に挑戦しました。結果、息子は塾なしでも第一志望校に合格しました。
「塾なし」高校受験の三大メリットは、
●「家計が劇的に助かる」
●「子どもに『本物の学ぶ力』がつく、絶対的に成長する」
●「家族の絆が強まる」
これが、塾なし受験を通して私たち親子が合格にプラスして得たことです。想像してみてください。我が子が志望校に合格し、さらに子どもや家族にとってよい影響があるとすれば、塾なし受験は最高だと思いませんか?
塚松美穂
ライター・教育アドバイザー
学習支援コーディネーター