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コロナ禍の「マレーシア不動産価格」の推移
マレーシアの統計局の資料から、住宅価格の推移をみていきましょう。マレーシアの住宅価格は、2012年から2013年にかけて大きく上昇し、2017年ごろまで緩やかに値上がりを続け、以降はほぼ横ばいの状況です(図表1)。
2021年と2021年で住宅価格の中央値を比較すると、おおよそ89.9%の上昇。2021年第2四半期の住宅価格の中央値は、RM295,000、日本円にして806万5,300円です(2月22日現在、1リンギット=27.34円で計算)。
地域別にみていくと、最も高いのは首都クアラルンプールで、中央値はRM480,000、日本円にして1,312万円。マレーシアの行政新首都として開発中の都市、プトラジャヤが続き、RM462,500、日本円にして1,264万円。首都、クアラルンプールを取り囲むセランゴールが3位でRM400,000、日本円で1,093万円です。
【マレーシア地域別住宅価格】
クアラルンプール:RM480,000(1,312万円)
プトラジャヤ:RM462,500(1,264万円)
セランゴール:RM400,000(1,093万円)
ジョホール:RM340,000(929万円)
サラワク:RM340,000(929万円)
サバ:RM320,000(874万円)
ペナン:RM315,000(861万円)
ラブアン:RM300,000(820万円)
出所:マレーシア統計局
※2021年第2四半期住宅価格の中央値
タイプ別にみていきましょう。2010年と2021年を比較すると、すべてのタイプで200%前後の上昇を記録。前年同期比でみると、テラスタイプのみ0.9%上昇でしたが、コロナ禍の影響もあったのでしょう、ほかのタイプはすべて値下りしています(図表2)。
海外投資家の間でも人気の高層コンドミニアムは、前年同期比マイナス2.7%下落。価格の中央値はRM331,506、日本円にして906万円でした。
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