(※写真はイメージです/PIXTA)

オミクロンの感染爆発、アフターコロナで注目される銘柄を取り上げて解説します。取り上げる銘柄は基本的に中長期にBuy&Hold(購入して保有し続ける)する前提で選定されています。国際投資アナリストが注目する銘柄を、著書著書『最強の外資系資産運用術』(日本橋出版、2021年4月刊)で解説します。2020年9月末時点で上場している銘柄から選定。

コロナと生きる、コロナで跳ねる有望銘柄

■『With/Without コロナ時代』のテーマ

 

飲食関連

 

With コロナ時代で、居酒屋などで集うことが難しくなり、アルコールの消費する機会も減ってきたように感じます。加えてコロナ感染とは直接関係なく、自身の健康のために、アルコールを飲まない若い世代が出てきており、今後は欧米諸国のように、ノンアルコールの飲料がより多く消費されるのでは、という見方から、下記企業は注目に値すると思います。

 

●サントリー食品インターナショナル(2587)
●伊藤園(2593)
●ダイドーグループ(2590)

 

人材育成・教育関連

 

新型コロナ感染拡大を通じて、遠隔での授業実施や様々な検定協会がPC を中心したテスト受験など、オンライン化が今後も進むことが予想されます。一方で優秀な人材の育成や生涯教育なども重要なトピックになってくると考え、その面では下記企業を注視してみようと思います。加えて教育について、運営母体は学校法人が多く、直接恩恵をうける可能性がある専門学校や高等教育特化型ビジネスの上場会社は少ない、という点にもご留意ください。

 

●スプリックス(7030)←オンライン個別指導も行う
●ヒューマンホールディングス(2415)←生涯教育の分野に関わる
 

モビリティ

 

With コロナ時代とは必ずしも関係なくとも、今後は自動車の販売、運転という従来の形以上に、気候変動に合わせて、電気自動車(EV)やそれらを駆使した自動運転、省人化やMaaS(モビリティ・アズア・サービス)が広まっていくのではないか、と思います。そのような技術を可能にするために必要な、モーターやセンサーなどを担っている企業に注目しています。

 

●日本電産(6594)←モーター製造に関わる
●マブチモーター(6592) ←モーター製造に関わる
●京セラ(6971)←自動車部品や電子デバイスを製造

 

医療サービスと医療機器

 

With コロナ時代に一番注目される、来院しなくても診察が可能な遠隔診療や診断、そして高品質な医療機器製造の分野ですが、コロナ終息後も重要な領域になると考えます。また伝統的業種でもあるため、オンラインやデジタル化が浸透しにくかったかと思いますが、今後も変化していくでしょう。

 

医療サービス

 

●エムスリー(2413)←オンラインで製薬会社とのやり取りや診療
●メディカルデータ(3902)←診療データベースを活用
●オプティム(3694)←遠隔診療や画像診断支援に関わる

 

医療機器関連

 

●富士フィルム(4901) 
●日立(6501)
●HOYA(7741)
←内視鏡や眼科用の機器に携わる
●オリンパス(7733) ←大腸内視鏡に関わる
●オムロン(6645)←予防医療に不可欠な血圧計や体温計で高シェア

 

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    ※本連載は、後藤康之氏の著書『最強の外資系資産運用術』(日本橋出版、2021年4月刊)より一部を抜粋・再編集したものです。
    ※本連載は、特定の金融商品の推奨や投資勧誘を意図するものではありません。また、投資にはリスクがあります。投資はリスクを十分に考慮し、読者の判断で行ってください。なお、執筆者、製作者、日本橋出版、幻冬舎グループは、本連載の情報によって生じた一切の損害の責任を負いません。

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