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安定的な経済成長と人口増加で、世界の投資家からの注目が高いフィリピン不動産。コロナ後を見据えた動きも活発になりつつあるいま、海外不動産投資の方法を大きく変えるような投資手法が解禁となりました。みていきましょう。

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    フィリピン不動産…新時代の投資手法が登場

     

    古くは「アジアの病人」といわれるほど、フィリピン経済は低迷していました。しかし2000年代に入り、積極的に外資の誘致を展開すると、経済成長は急拡大。特に豊富な英語人口を活用するBPO産業が発展し、コールセンター事業の売上はインドを抜き、世界1位へと躍進しました。

     

    安定した経済成長により、フィリピン国債の信用格付けも投資適格級に格上げされ、国際的な評価を手に入れたフィリピンは、世界の投資家が注目する国へと変貌を遂げたのです。

     

    フィリピンでの不動産投資の中心は、首都・マニラになりますが、その魅力は安定的なインカムゲイン。BPO産業の拡大などを背景に、住宅需要の拡大が続き、住宅マーケットは好調をキープしています。中心部では開発の余地がなくなっていることから、貸し手に有利な市場になっていくとされ、ますます投資家にとっては魅力的な投資対象となっています。一方で経済成長に伴い、物件価格は上昇。費用面で投資ハードルもあがっています。

     

    そのようななかフィリピン不動産で、投資家にとって注目の動きがありました。政府機関によって所有権の認定書が出る、不動産小口化投資が可能になったのです。

     

    不動産小口化商品はその名の通り、ひとつの不動産を小口化したもので、所有口数に応じて収益を得られるものです。同じような商品にリートがありますが、リートは金融商品で所有権は有しません。一方で不動産小口化商品は口数に応じて所有権を有することになります。

     

    その魅力はなんといっても価格。通常、何千万~何億円とする不動産を、数十万円、商品によっては数万円で手にすることができるのです。

     

    近年、日本ではさまざまな不動産小口化商品がリリースされるようになりましたが、海外不動産ではそもそものハードルが高く、また手続きや契約面でもクリアすべき問題があり、国内ほど普及していませんでした。

     

    そのような諸問題を解決するのが「非代替性トークン(NFT)」。仮想通貨の取引でも応用されている技術です。それにより、株式などと同様、スマートフォンひとつで不動産も取引できるような時代が到来しつつあり、その流れはフィリピン不動産投資にまで及んでいるのです。

     

    海外不動産投資がいま最先端技術によって、新しいフェーズへと突入しようとしています。

     

     

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