(※写真はイメージです/PIXTA)

首都圏のマンション価格がバブル期の水準を超え、過去最高を記録。決して景気が良いといえない状況下で、なぜマンション価格は上がり続けるのか。その背景にあるものを考えてみましょう。

あなたにオススメのセミナー

    【関連記事】タワマンに住んでよかった…居住歴16年の不動産鑑定士、タワマン否定派に余裕の反論

    首都圏の平均マンション価格、過去最高に

    首都圏のマンション価格の高騰が止まりません。不動産経済研究所が発表した2021年首都圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)の新築マンションの平均価格は6,260万円で、前年比2.9%増。バルブ期、1990年に記録した6,123万円を超え、調査を始めた1973年以降で最高値でした。

     

    さらに発売戸数も前年比23.5%増の3万3,636戸。リモートワークの拡大で、都心へのアクセスが良い、神奈川県や埼玉県などの郊外での住宅需要が高まったことが大きな要因とされています。

     

    さらにマンションの平均価格を押し上げているのが、地価の高騰。東京都の公示地価の推移をみてみると、2021年はコロナ禍の影響もあり、前年比1%の下落を記録しましたが、この20年で2倍近くも上昇。バブル期、1991年の平米単価278万5,501円までとはいきませんが、近年、大きく地価が上昇し、それに伴い、マンション価格も上昇の一途を辿っています。

     

    【東京都の公示地価の推移】

    2001年:62万5134円(▲5.47%)

    2002年:73万6073円(▲5.16%)

    2003年:71万3034円(▲4.36%)

    2004年:69万7956円(▲3.24%)

    2005年:69万8548円(▲1.59%)

    2006年:73万6955円(1.37%)

    2007年:87万4053円(9.87%)

    2008年:103万4142円(11.40%)

    2009年:96万1580円(▲6.56%)

    2010年:85万1293円(▲7.09%)

    2011年:83万9811円(▲2.08%)

    2012年:81万3608円(▲1.32%)

    2013年:80万7466円(▲0.33%)

    2014年:84万3103円(1.73%)

    2015年:87万7122円(1.89%)

    2016年:88万1568円(2.53%)

    2017年:97万6612円(2.80%)

    2018年:103万7602円(3.41%)

    2019年:109万6280円(4.19%)

    2020年:116万5071円(4.24%)

    2021年:113万3034円(▲1.00%)

     

    ※価格は平米単価。(かっこ)内は前年比

     

    杉原 杏璃 氏登壇!
    「THE GOLD ONLINE フェス 2025 @東京国際フォーラム」
    (入場無料)今すぐ申し込む>>

     

    オルカン、S&P500…「新NISA」の最適な投資対象とは
    金融資産1億円以上の方だからできる活用法
    >>1/8(水)LIVE配信<<

     

     

    富裕層だけが知っている資産防衛術のトレンドをお届け!
    >>カメハメハ倶楽部<<

    次ページなぜ都心ではタワマンばかりが増え続けるのか?

    人気記事ランキング

    • デイリー
    • 週間
    • 月間

    メルマガ会員登録者の
    ご案内

    メルマガ会員限定記事をお読みいただける他、新着記事の一覧をメールで配信。カメハメハ倶楽部主催の各種セミナー案内等、知的武装をし、行動するための情報を厳選してお届けします。

    メルマガ登録
    会員向けセミナーの一覧