本記事は、フランクリン・テンプルトン・ジャパン株式会社の「2022年新興国テクノロジー市場見通し」最新レポートを転載したものです。

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オミクロン株出現も「最悪の懸念」は過ぎ去った

【本記事のポイント】


●コロナ禍をきっかけに、新興国市場のデジタル化は不可逆的な流れとして定着しました。これまでDX(デジタル・トランスフォーメーション)をけん引してきたのは消費者向けのインターネット業界でしたが、製造業もイノベーションを利用して生産性の向上に取り組むなど、産業向けのインターネット・アプリケーションも勢いを増し始めています。

 

●総じて、インターネットビジネスはあらゆる分野に浸透しており、新興国市場ではいまだ大きな成長余地があります。インターネット関連企業が増加するにつれ、競争も激化します。

 

●もうひとつの長期的なトレンドである脱炭素化においても、テクノロジーは重要な役割を果たしています。二酸化炭素(CO2)排出量が多い企業の多くは、CO2コストの増加を見越して、積極的にテクノロジーを活用してCO2排出量の削減に取り組んでいます。

 

新型コロナウイルスの変異型「オミクロン株」の出現をきっかけに、景気をめぐる不透明感が広がり、市場も値動きの激しい展開となっています。本レポートの執筆時点では、今回のパンデミックの先行きについて結論を出すのは時期尚早であり、我々は注意深く状況を見守っています。

 

確かなのは、ワクチンの接種率が高まるとともに新たな治療法が登場しており、世界の多くの地域が新型コロナウイルスとの共存に努めているということです。新たな変異型の出現によりコロナ禍前の正常な状態に戻るのが遅れたとしても、市場の最悪の懸念は過ぎ去ったはずです。

 

コロナ禍をめぐる懸念は、格差をともないながらも徐々に後退していくと予想しています。このため、新興国市場の構造的な成長要因が再び投資家の焦点になると考えられます。

 

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