■2月には、1月25日、26日に開かれる米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨が発表されます。米連邦準備制度理事会(FRB)は、昨年11月から量的緩和の縮小(テーパリング)を開始しました。その後、12月のFOMCでは利上げ予想などが引き上がり、更にその議事要旨ではバランスシートの縮小について突っ込んだ議論が交わされたことが明らかになりました。1月のFOMCでは、金融政策の大きな変更はないと思われますが、3月にも利上げ開始が見込まれる中、議論の中身にも注目です。また、FRBが金融政策の正常化を急ぐ背景には、消費者物価の大きな上昇があり、物価の動向にも注意が必要です。
■日本では10-12月期のGDPが発表されます。当該期間は、日本では新型コロナウイルスの感染状況が落ち着きを見せていた時期ですが、これが景気にどのように表れたのか、注目です。
■中国では、1月31日から2月6日まで春節(旧正月)の休暇となります。また、4日から20日までは北京冬季オリンピックが開催されます。新型コロナウイルスの感染拡大により厳戒態勢が敷かれる中ですが、スポーツの熱気が相場に好影響となることも期待されます。
※当レポートの閲覧に当たっては【ご注意】をご参照ください(見当たらない場合は関連記事『2022年2月の注目イベント』を参照)。
(2022年1月25日)
関連マーケットレポート
2022年1月21日 今後の金融政策と米国株式市場
2022年1月18日 2022年の米国のインフレ見通し