誤送金による紛失も…「暗号資産の旨み」と「やっぱり気になるデメリット」 (※写真はイメージです/PIXTA)

急騰・暴落が度々話題になる「暗号資産」。過去の巨額流出事件を例に挙げ、「自分が始めるにはリスクが高すぎる…」と断言する人も少なくない。ハマる人、ハマらない人、その違いは如何に? 本連載では、暗号資産税務計算の支援サービスを提供する株式会社Aerial Partnersの代表取締役・沼澤健人氏が、暗号資産の基礎知識について解説していく。

「怪しい」と一蹴する前に…暗号資産の基礎知識

現在、ビットコインをはじめとした暗号資産に注目が集まっています。

 

ビットコインが誕生してから約13年、暗号資産はほかのどの金融資産よりも投資パフォーマンスに優れた(=市場からの期待を集めた)アセットクラスとなっています。昨年には米国でETFの承認が行われ、投資マネーの性質自体も、ギークな個人に限らず、企業や機関投資家へと広がりを見せています。

 

とはいえ、いまだ「怪しい」「危ない」などのイメージを持っている方が少なくありません。そこで本記事では、暗号資産に興味はあるものの、第一歩が踏み出せていないという方に向けて、暗号資産の特徴や投資を行うメリット・デメリットを解説していきます。

 

出典:CoinMarketCap
ビットコインの価格チャート。2021年5月には、暗号資産全体の時価総額が2兆ドルを突破し、金の投資保有額を上回った。 出典:CoinMarketCap

 

暗号資産とはそもそも何か?

暗号資産って何?怪しいの?と感じている方のために、できる限り難しい表現は避けて説明していきます。

 

暗号資産の主たる例として挙げられるのは、ビットコイン、イーサリアム、リップルなど。時価総額の大小を問わず7,000種類以上あるといわれており、現在でも日々新しい暗号資産が生み出されています。

 

では暗号資産はどのような特徴を持った金融資産なのでしょうか?

 

日本円や米ドルなどの法定通貨は、信頼される中央銀行などの中央管理者によって流通量などが管理されています。一方暗号資産では、原則中央管理者が存在せず、ブロックチェーン技術によって分散管理されているという特徴があります。

 

詳しい解説は省きますが、このブロックチェーンでは、すべての取引を記録した1つの台帳がネットワーク参加者全員に共有されているため、透明性が高く、改ざんされにくい仕組みとなっています。そのため、政府や中央銀行のような中央管理者が不在でも、高いセキュリティと安全性が担保されています。

 

 

また現在、スマートコントラクト(あらかじめ設定されたルールに従ってブロックチェーン上で契約を自動的に実行する仕組み)を活用した中央管理者のいない分散型の金融サービスに注目が集まっています。証券やローンなど、取引が複雑化しやすい領域にも活用され始めていることから、新しい金融システムとしての期待が高まっているのです。

 

暗号資産投資を行うメリットとは?

暗号資産投資では、株式投資やFXと比較して以下のようなメリットがあります。

 

◆価格変動が大きいため、大きなリターンを得ることができる可能性がある

 

暗号資産投資を行う大きなメリットは、この価格変動の大きさにあるでしょう。ビットコインをはじめとする暗号資産の価格は日々大きく変動するため、価格変動を利用して大きく利益を出せる可能性があります。将来性が高い通貨を早期から購入した結果、価格が何百倍、何千倍にも上昇し、いわゆる億り人(暗号資産の保有額が1億円超の投資家)となった方もいます。

 

◆様々な取引方法がある

 

暗号資産の取引では、シンプルな通貨の購入・売却の取引だけでなく、元手を担保に何倍もの取引を行えるレバレッジ取引や、暗号資産を貸し出して利子をもらうことができるレンディングなど、様々な種類の取引方法があるため、狙いたいリターンに合わせた取引を行うことができます。

 

◆少額から投資でき、利便性が高い

 

現在では1BTCの価格が500万円前後となっており、投資を始めるには資金が足りないと考えている方も少なくありませんが、たとえばビットコインの最小単位は0.00000001なので、少額から取引することができます。国内には500円からビットコインを購入できる取引所もあり、少額から投資を始められることも大きな魅力です。

 

また、暗号資産は24時間取引が可能です。法定通貨と比較して、海外への送金も安価な手数料で迅速に行うことができ、利便性が高いことも補足しておきます。

株式会社Aerial Partners 代表取締役

有限責任あずさ監査法人退職後、チャット小説アプリ『peep』の提供を行うtaskey株式会社を創業(監査役現任)。

株式会社Atlas Accounting代表を務め、複数のブロックチェーン企業やインキュベーターのアドバイザーを歴任後2017年にAerial Partnersを創業。

一般社団法人日本仮想通貨ビジネス協会(JCBA) 税制検討部会長を歴任。

暗号資産の損益計算ソフト「Gtax」
https://crypto-city.net/

著者紹介

連載【徹底検証】暗号資産で資産形成・節税をする方法

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