(※写真はイメージです/PIXTA)

「医学部受験」を勝ち抜く方法について、医学部受験専門予備校メディカ代表の亀井孝祥氏が解説していく本連載。今回のテーマは「面接試験」です。

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    「ここ数年での変化」コロナ禍の影響というより…

    ちなみに、昨年からはコロナ禍に関連した質問が多く聞かれているのではないか?と思われますが、昨年ではあまり多くは見られませんでした。コロナ禍で面接試験に変化が起きているというよりは、ここ数年で流れが大きく変わってきている印象です。

     

    小論文や面接に学科試験に匹敵する点数をつけ、それを明記しているということは、学校側が「不適切」とみなした人を不合格にすることが明確に可能になったということでもあります。そうした流れも、数年前とは変わってきています。

    面接対策…「慣れ」と「撮影での弱点の確認」が必須

    さて、面接官には医学部のベテラン教授、精神科の教員、小児科の教員をはじめとした「医療のプロ」が待ち構えており、表情や仕草、声の変化など隅々まで観察されます。小手先の準備で立ち向かうのは、ほとんど無謀といってよいでしょう。

     

    そこでここからは面接対策について見ていきます。

     

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    面接で勝利するために必要なのは、とにかく馴れること。そして、面接時に、人からどのように見えているのかを自分でよく知ることです。

     

    実際の対策としては、面接の様子をビデオで撮影し、講師と一緒に確認して指導を受けることが効果的です。自分ではちゃんと話しているつもりでも、目が泳いでいたり、表情に動揺が表れていたり、声が小さかったりと、録画を見ればさまざまな弱点が一目瞭然です。その上で、声の張り方、顔の作り方、しぐさのコツなどを一緒に研究していくのです。

     

    なかには「面接試験の15分間を完璧に演じ切れたら受験生の勝ち」という考え方もあります。「演じる」という点は、患者や家族の前で動揺を見せないためにも、医師にとって重要な資質といえますが、受験の段階では、必ずしもそこまで考える必要はないでしょう。ただ、とにかく面接が終わり、部屋を出る瞬間まで、自分をコントロールしきる練習を積んでおく必要はあります。

     

    多くの場合、言葉遣いや表情など、印象面で修正すべき点は、誰かが指摘すれば「なんだ、そんなことか!」と拍子抜けするようなポイントばかりです。ビデオ撮影を使った面接対策を行ったところ、今までの行き詰まりが嘘のように改善された例は珍しくありません。

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    本記事は、医学部受験サクセスガイド『集中メディカ』ホームページのコラムを抜粋、一部改変したものです。

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