大阪弁が原因でいじめ…転校して1学期、母がとった驚きの行動 (※画像はイメージです/PIXTA)

大阪弁が原因で息子がいじめられたとき、母親はドーンと構えて、心配しているそぶりは一切見せなかったという。転校してわずか1学期、母親がとった驚きの行動とは。※本連載は精神科医である和田秀樹氏の著書『孤独と上手につきあう9つの習慣』(大和書房)から一部を抜粋し、再編集したものです。

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「いじめ」は「逃げる」が勝ち?

■まずは「環境」を変えるだけでいい

 

「場」を増やすというのは、いじめへの対処としても使えます。

 

とくに子どもは、親が与えてあげなければ「学校」と「家庭」しか場を持たないことがほとんどですから、それを増やしてあげるだけでストレスはグンと減ります。

 

塾やお稽古ごとに通わせるというのも、「場」を増やすひとつの手段ですし、あるいは深刻ないじめであれば、学校という「場」そのものを移してあげることも必要でしょう。

 

私の母は、私の大阪弁が原因でいじめられたとき、息子には心配しているそぶりは一切見せませんでしたが、行動には移しました。ドーンと構えているようには見えても、やはり心配したのでしょう。

 

それまでは東京の郊外の住宅街に住んでいたのですが、転校してわずか1学期間で、今度は千葉の新興住宅街に引っ越したのです。

 

その新興住宅街には関西系企業の社宅が3つほど並んでおり、周囲はウチと同様、転勤族の家庭ばかり。当然、大阪弁がバカにされるということがなく、むしろ堂々と使えるという風潮でした。

 

私はもともとひねた子どもではありましたが、マジョリティにいじめられたからといって、マジョリティに合わせていたら、一生それのくり返しになっていたでしょう。もし「みんなに合わせなさい」と強要する親だったら、いまの私は存在していないと思います。親の選択には本当に感謝しています。

 

親がするべきなのは、子どもを無理に周りに合わせようとすることではなく、子どもに合う環境を用意してあげることなのです。

 

■「理解し合える」ことを望みすぎない

 

疎外感を感じなくてすむ「場」が家庭以外にひとつでも増えれば、子どもにとっては大きな救いになります。

 

それが小さな成功体験となり、小さな成功体験を積み重ねていくことで、子どもは疎外感や孤独というものと上手につき合えるようになるのです。

 

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和田秀樹こころと体のクリニック院長
精神科医

1960 年大阪府生まれ。東京大学医学部卒。東京大学医学部附属病院精神神経科助手、米国カール・メニンガー精神医学校国際フェローを経て、国際医療福祉大学心理学科教授。川崎幸病院精神科顧問。和田秀樹こころと体のクリニック院長。「I&C キッズスクール」理事長。一橋大学経済学部非常勤講師。27 歳のときに執筆した『受験は要領』がベストセラーになり、緑鐵受験指導ゼミナール創業。主な著書に『自分が高齢になるということ』(新講社)、『年代別 医学的に正しい生き方』(講談社)、『孤独と上手につきあう9つの習慣』(だいわ文庫)、『「人生100年」老年格差』『70歳が老化の分かれ道』(詩想社)などがある。

著者紹介

連載精神科医が教える「孤独」と上手につきあう作法

孤独と上手につきあう9つの習慣

孤独と上手につきあう9つの習慣

和田 秀樹

大和書房

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