行動計画管理表の進め方②PDCAが回る施策を実現
検証(C)
ここでは、計画を実行したことにより、月次の重要業績評価指標の目標数値を達成できたかを検証します。計画した内容と実行した内容に差異がなかったかどうかも検証します。
計画どおりに実行したつもりが、予定外の結果になってしまったという場合には、計画に問題があったのか、それとも実行方法に問題があったのか、はっきりさせましょう。外部環境の変化が影響していることもありますので、外部環境にはつねに気をつける必要があります。
改善(A)
計画した内容と実行した内容にズレがあったり、計画どおり実行したにもかかわらず重要業績評価指標の目標数値に届かなかったりする場合があります。その差異を検討し、原因が判明した場合は、改善策を講じて、次月の計画に活かします。
改善策は、簡単には出ません。部門の中での会議などを通じて、しっかり考えてみましょう。また、改善策が現在の外部環境に対応しているかどうかも確認してください。
■PDCAは回っているか
行動計画の進捗チェックでは、施策実現のための行動計画がPDCAできちんと回っているかどうかを確認します。PDCAが途中で止まっていたり、計画どおりの成果が出ていなかった場合はその原因を究明し、解消しましょう。
PDCAがきちんと回るとそれぞれの施策が実現し、経営目標が達成されるようになります。そして、最終的には経営ビジョンの実現につながっていきます。
PDCAの検証は、問題発見の場に変わる。
具体的行動
検証し、問題点をきちんと捉え、改善案を出していき目標達成に近づこう。
宮内 健次
中小企業診断士 社会保険労務士