(※写真はイメージです/PIXTA)

技術コンサルタント、心理カウンセラーである永嶋良一氏は書籍『心理学で職場の人間関係の罠から逃れる方法』のなかで、職場での苦いやり取りを赤裸々に語っています。本記事で紹介するのは「上司が自分の指示をすっかり忘れていた」という恐ろしい事態。あなたならどうしますか?

「相手にせず早く忘れてしまう」ほかない。

従って、権威づけを理由にこのゲームを仕掛けられたら、対処の仕様がありません。冷たいような答えになってしまいますが、この人はこのような形でないと自らを権威づけることができない、器の小さい人だと思って、相手にせず早く忘れてしまうことが肝要です。

 

ただし、私のように理不尽に最低点をつけられるといった被害を受けた場合は、しっかりと身を守ることが必要です。私の場合は、面接時の評価はすでに決定されたもので、システムとして反論をすることができなかったということもあって泣き寝入りをするしかなかったのですが、いまは時代が違いますので、上司のさらにその上の上司に、はっきりとクレームを申し出ることが必要です。

 

そのとき、得てして水掛け論で終わってしまいますので、上司に指示されたときには証拠となるようにメモをとるとか、実績報告などでは意図して、この仕事は何月何日の面接時の指示によって行っているといったことを記載しておくといった配慮も必要でしょう。

 

また、これはすべての事例に共通して重要なことですが、ゲームが行われるには、さまざまな理由がありますので、それぞれの理由に応じた対策を取ることが必要なのです。

 

その上で、自分の上司が、こういったゲームを仕掛けてくる人物かどうかを判断して、仕掛けてきそうな人物だったら、先ほどのメモや報告時の確認といった予防策を講じることが有効なのです。

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永嶋 良一
1955 年大阪市生まれ。
京都大学大学院工学研究科(化学工学専攻)修了。
神戸大学大学院工学研究科(応用化学専攻)にて工学博士の学位取得。
専門は化学プロセス設計。日本企業勤務の後、Samsung グループ子会社で技術顧問に従事。
定年後は技術コンサルタント、心理カウンセラーを実施。
著書は『비즈니스 일본어 문서작성 가이드』(ビジネス日本語文書作成ガイド)(共著、ソウル、Darakwon 社)他。

※本記事は幻冬舎ゴールドライフオンラインの連載の書籍『心理学で職場の人間関係の罠から逃れる方法』(幻冬舎MC)より一部を抜粋したものです。最新の法令等には対応していない場合がございますので、あらかじめご了承ください。

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