自宅内・外での「ペダルを踏み込んでいく段階」具体例
〈自宅内〉
更衣、食事を座位でとる、洗顔、入浴、座位の時間が長くなる、テレビ鑑賞、読書、洗濯機を回す、洗濯物を干す、皿洗いなど
〈自宅外〉
ごく短時間の散歩、買い物、人混みで時間を過ごす、復職デイケア参加(午後のみ)、復職デイケア参加(午前〜午後)、通勤訓練、リハビリ勤務、復職(残業なし)、就労継続(残業あり)など
このプロセスを丁寧にたどると、「チェーンが外れそう」という感覚に熟達できます。
そうすると、実際に外れてしまう前に生活を修正し、外れることを防ぐことができるようになります。つまり再発が防止できる、ということです。
この自転車の例であれば、うつ病から脱出したあとのイメージまでももってもらうことができます。
小椋 哲
医療法人瑞枝会クリニック 院長