前年同期比38%増…注目の大手ディベロッパー
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ほかの注目銘柄、経済や株式市場の動きを見て見ましょう。
「Robinsons Land Corporation(RLC)」はフィリピン大手ディベロッパーの一角ですが、2021年第3四半期の連結売上高が前年同期比41%増の308億8,000万ペソ、純利益が、前年同期比38%増の990百万ペソと大幅増収増益となりました。
内訳を見て行くと、住宅部門の「ロビンソンズレジデンス」と「ロビンソンズホームズ」の売上高は、前年同期比60%増の3億1,400万ペソとなり、EBITDAは、26%増の67百万ペソとなりました。
小売部門の「ロビンソンズモール」の収益の伸びは8%に鈍化しましたが、EBITDAは14%増加しました。
オフィス部門「ロビンソンズオフィス」の収益は、前年同期比10%増の15億6,000万ペソ、EBITDAは17%増の14億1,000万ペソとなり、不動産事業においては、コロナの影響度の大きさと関連して、部門ごとに収益回復のスピードが異なります。
住宅については、コロナ前から郊外の住宅供給不足がフィリピンでは慢性化していましたが、コロナで自宅にいることが多くなり、より広い戸建住宅や郊外への需要が高まっています。一方ショッピングセンターなどの小売に関しては、第3四半期時点では、行動規制が残っていたため、収益の伸びも限定的となりました。オフィス部門も同様で、第3四半期時点においては、まだリモートワークもかなり残っている状態でしたので住宅部門のような大幅な収益改善とはなりませんでした。
家計支出増で経済回復…株式市場にも好影響
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11月9日に第3四半期のGDP結果が発表されました。結果は、市場の予想(+4.7%)を上回る前年同期比7.1%増、前四半期比3.8%増と上振れしました。ただ、第2四半期の経済成長率は12%でしたので、新型コロナの感染者数が増えた第3四半期の回復率は鈍化しました。
前期の回復を主導したのは、GDPの70%を占める家計消費支出で、前年同期比7.1%増(第2四半期は7.3%増)。また、建設活動は、ドテルテ大統領の任期内でのビルドビルドビルド・リンクリンクリンク政策の推進もあり、引き続き堅調で、前年同期比23.8%増となりました。
9月中旬には、2万人を超えていたコロナ感染者数も、ワクチン接種が進んできたことから、今は1,500人を切るレベルまで押さえ込まれてきたため、1年の最大イベント・クリスマスシーズンに向けて消費者心理はかなり回復してきていますので、今年の政府目標である4.5%の成長は達成可能と見られています。
このような状況の中、株式市場も堅調な動きを見せるのではないかと見られています。
大きなネガティブサプライズがなければ、フィリピン株総合指数PSEiは、2019年11月に記録した8,100ペソを試す可能性も出てきました。
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