(※写真はイメージです/PIXTA)

アパートの入居者を集めるため、オーナーが考え抜いてリフォームしても、結果は惨憺たる有様…。そんな経験をもつオーナーも多いのではないでしょうか。人気の高いアパートにするためにはリフォームが欠かせませんが、そこに「独りよがり」な目線が入ってしまうと、望む結果は得られないのです。専門家が分かりやすく解説します。

独りよがりのリフォーム、営業マンから辛口のダメだし

なにを隠そう、このA氏とは私(太田)のことです。

 

なぜこんな結果になったのか? それは、入居希望者のニーズを無視した、ひとりよがりのリフォームをしてしまったからです。私は契約後、入居希望者を最も多く案内してくれた営業マンにマイナスポイントを挙げてもらいました。

 

漆喰→汚れやすい(原状回復工事で多額の請求をされる恐れがあるため敬遠された)

スポットライトのみの照明→暗い

おしゃれな建具→デザイン優先で使いづらい

おしゃれな和室→和室の需要がない

 

そのエリアでは、普及品のクロスを張り、全室洋室にすれば相場賃料で簡単に入居者が決まるというのが結論でした。

 

そんなの当たり前じゃないかという声が聞こえてきそうですが、意外と思い当たる節のある方も多いのではないでしょうか。

 

現在空室があるということは、なんらかの問題を抱えているはずです。その問題がどこなのかは物件によって一つひとつ異なります。その核となるような有益な情報を誰が持っているのかと言えば、間違いなく賃貸営業マンです。

 

長期の空室が続いている方のなかには、問題点を直視せず、先延ばしにしている方もいらっしゃるでしょう。判断が遅れれば機会損失が生まれます。賃貸営業マンに問題点を聞き、素早く改善することが、空室期間を短くする最も有効な手段と言えます。

 

リフォームは入居希望者のニーズに合わせる

 

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大谷 義武
武蔵コーポレーション株式会社 代表取締役

 

 

太田 大作
武蔵コーポレーション株式会社 専務取締役

 

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※本記事は、『空室率40%時代を生き抜く!「利益最大化」を実現するアパート経営の方程式』(幻冬舎MC)より抜粋・再編集したものです。

[増補改訂版]空室率40%時代を生き抜く!「利益最大化」を実現するアパート経営の方程式

[増補改訂版]空室率40%時代を生き抜く!「利益最大化」を実現するアパート経営の方程式

大谷 義武,太田 大作

幻冬舎メディアコンサルティング

人口減少、住宅供給過剰の社会において、アパート経営は、昔のように何もしなくても家賃が入ってきて利益の出るものではなく、工夫しなければ利益がでない厳しい環境になっています。 そこで本書は、アパート経営における利益…

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