「プロなんだから、ギャランティを大切にしろ」
■永ちゃんが、「当然、話すべきだ」と教えてくれた!
今はお金の話も透明になっています。僕は歌手ではありませんが、矢沢永吉さんの言葉に背中を押されました。「プロなんだから、ギャランティを大切にしろよ」というインタビュー記事を読んだときに、「あ、そんな堂々と言う方がいるんだ。永ちゃん、さすがだな!」と思ったのです。
僕は我慢していましたが、「お金のこと、言っていいんだ」「我慢しなくていいんだ」という気持ちになりました。「プロなんだから、ちゃんとギャラもらわなきゃ。プロなんだから、ちゃんと金を稼ぎたいと思って当たり前なんだよ」と。
日本人は、江戸時代までは士農工商で商人が一番下でした。お金は卑しいものとして扱うわりには、みんなやたらとお金をほしがっていました。しかも、その商人にお金を借りる武士がいたり、借りているくせに商人を見下す武士がいたり……。確かに今考えたら、「何じゃそりゃ!」と言いたくなりますね。
僕は渋沢さんの言うとおりだと思います。お金を稼ぐことが卑しいなんて思う必要はないと思います。
ビビる大木