ビビる大木氏が芸能界に入った25~26年前の若手のときは芸能界でも「お金の話」はタブーだったといいます。疑問が膨らんできたとき、矢沢永吉氏の「プロなんだから、ギャランティを大切にしろよ」の言葉に背中を押されたという。※本連載は、ビビる大木氏の著書『ビビる大木、渋沢栄一を語る』(プレジデント社)より一部を抜粋・再編集したものです。

「プロなんだから、ギャランティを大切にしろ」

■永ちゃんが、「当然、話すべきだ」と教えてくれた!

 

今はお金の話も透明になっています。僕は歌手ではありませんが、矢沢永吉さんの言葉に背中を押されました。「プロなんだから、ギャランティを大切にしろよ」というインタビュー記事を読んだときに、「あ、そんな堂々と言う方がいるんだ。永ちゃん、さすがだな!」と思ったのです。

 

僕は我慢していましたが、「お金のこと、言っていいんだ」「我慢しなくていいんだ」という気持ちになりました。「プロなんだから、ちゃんとギャラもらわなきゃ。プロなんだから、ちゃんと金を稼ぎたいと思って当たり前なんだよ」と。

 

日本人は、江戸時代までは士農工商で商人が一番下でした。お金は卑しいものとして扱うわりには、みんなやたらとお金をほしがっていました。しかも、その商人にお金を借りる武士がいたり、借りているくせに商人を見下す武士がいたり……。確かに今考えたら、「何じゃそりゃ!」と言いたくなりますね。

 

僕は渋沢さんの言うとおりだと思います。お金を稼ぐことが卑しいなんて思う必要はないと思います。

 

ビビる大木

 

ビビる大木、渋沢栄一を語る

ビビる大木、渋沢栄一を語る

ビビる 大木

プレジデント社

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