株価が高い銘柄の場合、それなりの資金が必要だが・・・
株式を売買する際、取引する単位は決められており、それを単元と言います。売買の単元は銘柄ごとに異なります。単元は1株、10株、100株、1000株という数量が一般的です。
通常、株価とは1株あたりの株価を指しています。株価100円の場合、単元が100株なら1万円、1000株なら10万円が必要となります。
たとえば、2015年8月20日時点で、ファーストリテイリング(9983)の株価は5万3300円です。最低単元は100株となるため、取得するには533万円の資金が必要になります。
1株から売買できるカブドットコム証券の「プチ株®」
このように、金額が大きいために投資が難しい場合は、単元株に満たない株数で売買ができる、単元未満株のサービスを利用することができます。
カブドットコム証券の場合は、1株から売買できる「プチ株®」サービスがあります。このサービスを利用すれば、1単位、つまりファーストリテイリングであれば5万円台から買付が可能となります。
単元未満株での取引とはなりますが、株主名義は本人となり、株主であることに変わりはありません。
配当は保有株数に応じた金額が支払われ、株式の分割などにも対応します。また単元未満株として売却も可能ですから、希望の価格まで上昇したタイミングで売却注文を発注することもできます。
優待に関しては、単元未満株は基本的には優待品を入手することができません。ですが、中には単元に満たなくても優待を実施している企業があります。
アダストリア(2685)の単元は100株ですが、10株以上の保有で2000円相当の商品引換券の優待を実施しています。また、『全株主に株主優待を発行する』と決定している銘柄を保有すれば、単元未満株でも優待品を受け取ることができます。