※画像はイメージです/PIXTA

アメリカで開発された、新しいマウスピース矯正装置「インビザライン」。口腔内を3Dスキャナーで読み取り、オーダーメイドの透明なマウスピースを作成し、理想的な歯並びになるまでマウスピースを取り換えながら歯を動かし矯正していきます。ここでは、実際の治療で行われる7つの工程について詳しく見ていきましょう。現役歯科医師が解説します。

その後、シミュレーション画像と実際の歯の変化を比較

⑥定期確認

 

その後は原則として1〜2カ月おきに来院していただきます。毎回、4〜8枚のマウスピースを渡すので、来院の目安としては4枚目の装着が終わった頃と考えるといいでしょう。定期チェックでは「装着時間を守っているか」「マウスピースは正しくフィットしているか」「アタッチメントが外れていないか」「虫歯はできていないか」といったことを確認します。わずかなずれが結果に影響するので、少しでも違和感がある場合は必ず伝えてください。

 

ちなみに、マウスピースのトータル枚数は、治療が比較的簡単な場合は20 ~30枚ほど、複雑な場合は60~90枚ほどです。治療期間も症状によってさまざまですが、大体1~2年が平均です。

 

⑦保定

 

当初の治療計画で作ったマウスピースを使い終わった段階で、噛み合わせを確認し、最初のシミュレーション画像と実際の歯の変化を比較します。このとき、もしも微調整が必要な場合は再度スキャンをし、追加のマウスピースを作って治療を継続します。

 

予定どおりに歯が整列したことが確認できたら、治療は終了となります。しかし、治療後も歯はまだ動きやすい状態になっているので注意が必要です。これまでマウスピースによってかかっていた負荷から解放された歯はもとの位置に戻ろうとする習性があるのです。また、舌のクセで不適切な力がかかってしまい、歯列が再び乱れる可能性もあります。そのため、治療後はしばらくインビザライン固定用のマウスピース(リテーナー)をつけて生活することをおすすめしています。

 

これは治療で使うマウスピースと比べ、破損や変形の心配が少ない材質で作られており、30%以上も強度が高く、丈夫にできています。

 

ただ、治療用のマウスピースと違って、経過観察のなかで問題がないことが確認できれば、少しずつ装着時間を減らせます。例えば「最初の1カ月は1日20時間装着する」「1年後は睡眠時だけ装着する」といった具合にステップを踏んで装着時間を短くしていきます。

 

 

三嶋 一平

医療法人むらつ歯科クリニック勤務医

 

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※本記事は、『口元美人を叶える インビザライン矯正治療』(幻冬舎MC)より抜粋・再編集したものです。

口元美人を叶える インビザライン矯正治療

口元美人を叶える インビザライン矯正治療

三嶋 一平 著
村津 大地 監修

幻冬舎メディアコンサルティング

アメリカで開発されたマウスピース矯正治療“インビザライン"は、患者さんの口腔内を3Dスキャナーで読み取ってオーダーメイドの透明なマウスピースを作成し、マウスピースを取り替えながら歯を動かし矯正していきます。さらに…

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