人口増顕著なフィリピンでは「大学銘柄」も注目
最後に取り上げるセクターは大学です。上場している大学ですが、「Central Escolar University (CEU)」「Far Eastern University, Inc. (FEU)」という2つの銘柄ですが、過去30年間で270倍、46倍にそれぞれ跳ね上がりました。
世界最長の人口ボーナスがあり、平均年齢23歳のフィリピンですが、大卒人数は、毎年70万人(42万人がBPO産業に流れ込む)と、実は大学大国なのです。そうなると、この大学というものもビジネスモデルとしては成長産業になりますし、前述のとおり、2060年くらいまで人口ボーナス期が続き、人口が1億5000万人に向かって増加していくフィリピンでは、今後も長期的な成長が期待できるセクターといえるでしょう。
また、配当利回りが高いのも魅力です。「Central Escolar University (CEU)」の配当利回りは2.8%、「Far Eastern University, Inc. (FEU)」は3.6%です。流動性を重視するなら、「STI」というIT大学も注目です。BPOはフィリピンの基幹産業でありITをベースにした産業なので、今後を見据えてもチェックしておきたい銘柄です。同社の配当利回りは5.7%という高配当です。
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