(※画像はイメージです/PIXTA)

年齢を重ねていくと、周期的に「怪しい儲け話」がやってくるという。そもそもそんなにうまい話がゴロゴロ転がっているわけはなく、本当にうま味があれば当事者だけで儲けを独り占めにします。とにかく、50歳過ぎての博打は身を滅ぼすから気をつけたほうがいいというが…。※本連載は松尾一也著『50代から実る人、枯れる人』(海竜社)の一部を抜粋し、再編集したものです。

リフレーミングでものの見方や視点を変える

▼枯れる人=思考、感情、言葉、行動をマネジメントできない

 

私が講演や研修の最後にお伝えしているのが「リフレーミング」です。

 

元々は心理療法などで活用されていますが、まさにフレームを再設定(リ・フレーム)するイメージです。

 

ものの見方や視点を変える重要なスキルです。

 

特に50歳を過ぎたら「リフレーミング」で平安な心を手に入れることをオススメします。

 

私たちが自分で変えられるものは思考、感情、言葉、行動の4つだという。(※画像はイメージです/PIXTA)
私たちが自分で変えられるものは思考、感情、言葉、行動の4つだという。(※画像はイメージです/PIXTA)

 

本来、我々が自分で変えられるものは思考、感情、言葉、行動の4つです。

 

ある出来事が起これば、思考が働き、湧き上がる感情に左右され、使う言葉が口から飛び出し、それに伴った行動を起こすことになります。

 

これを、意味づけを変えることで、思考と感情から整えてマネジメントするのです。

 

私自身も、先日こんなことがありました。

 

ある日、交通安全祈願で有名なお寺に参拝した帰り道のことです。自分の車を車庫に入れていると、普段はなにもない場所に誰かが看板を置いていて、気づかずに車をこすってしまったのです。

 

私の思考と感情は、

 

「なんてこと! 交通安全の祈願をしたのにすぐに車を傷つけるなんて……」
「誰がこんなところに看板を置いたんだ!」

 

と怒りとともに荒れ出します。

 

ところが、ここでリフレーミングを意識し、活用すると、

 

「交通安全祈願のお陰で最小限のトラブルで済んだのかもしれない」
「ここに看板を置いた人も悪気はないし、自分も不注意だったよ」

 

というように自分の心の中で整えられるのです。

 

その後、「これで済んで良かった、良かった」と言葉にしてみると、夜になって風呂に入る頃にはすっかり忘れていました。

 

日々、こんなリフレーミングの繰り返しです。

 

また、リフレーミングは、人に希望を与えることもあります。

 

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