(※写真はイメージです/PIXTA)

小児科医である大宜見義夫氏の著書『爆走小児科医の人生雑記帳』より一部を抜粋・再編集し、子どもたちとの心の触れ合いを紹介します。

小児科医、腕の見せどころ。赤ちゃんを泣かさないコツ

小児科医は赤ちゃんに泣かれると診察がお手上げになる。

 

腕の見せ所は、いかに子どもを泣かさずに聴診を終えるかにある。三、四か月のベビーは診察の際、ジーッとこちらを見つめ、指はしっかり母親の服を掴み、緊張した面持ちだ。

 

「この、目の前の人物は何者だ、敵か味方か、泣くか、泣くまいか」

 

と迷っているのだ。そんな中、ベビーは、抱いている母親の顔をちらっと見て判断する。母親の緊張具合、声の調子、表情などを介して目の前の人物が「敵か味方か」を判断し、「泣くか、泣くまいか」を決めるのである。

 

それ故に、赤ちゃんを泣かさないコツは、笑顔を浮かべ母親と向き合い、安心させ、リラックスさせ、笑顔を引き出すことにある。

子どもの病気に悩む親へ「若いときに苦労した方が得」

カゼばかりひいて入退院を繰り返し、心労からつい弱音を吐く母親も少なくない。そんな母親にはこんなフォローをする。

 

「お母さん、今は大変だけど、若く体力のあるうちに苦労した方が後が楽になります。寝ずの番で看病しているうちに、赤ちゃんの気持ちが泣き声や仕草から分かるようになり、親子の関係がツーカーになります。そこから本物の親子のしっかりした関係が生まれます。

 

もし、苦労せず楽して育ち、ツーカーの関係ができないままだったら、その代償が後になって出ないとも限らない。人生は公平、苦労は必ず報われます。

 

それにカゼばかりひいていた子も、三歳過ぎると、丈夫になりめったにカゼをひかなくなります。もうひとふんばり頑張りましょう……」

次ページインフォームド・コンセントとは言うけれど…

本記事は幻冬舎ゴールドライフオンラインの連載の書籍『爆走小児科医の人生雑記帳』(幻冬舎MC)より一部を抜粋したものです。最新の法令等には対応していない場合がございますので、あらかじめご了承ください。

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