(※写真はイメージです/PIXTA)

小児科医である大宜見義夫氏の著書『爆走小児科医の人生雑記帳』より一部を抜粋・再編集し、子どもたちとの心の触れ合いを紹介します。

「大きくなったら何になりたい?」子どもたちの珍回答

「大きくなったら何になりたい?」の質問に天衣無縫な答えが返ってくる。

 

「大きくなったら、何になりたい?」と聞くと、たいていの男の子は「仮面ライダーアギト」「ウルトラマンコスモス」「ガオレンジャー」「琉神マブヤー」「妖怪ウォッチ」などを挙げる。

 

年長児になると「消防車」「パトカー」「パワーシャベルのおじさん」などと現実的になる。女の子は「お花屋さん」「ケーキ屋さん」「どれみちゃん」「セーラームーン」が定番だったが、最近では「ネイリスト(マニキュアリスト)」とか「プリキュア」「プリンセス」などと言う子が出てきた。

 

中には奇抜な返事をする子もいる。

 

「大きくなったら、何になりたい?」

 

「神様……」

 

うしろから母親曰く

 

「この子、神様は、死なないと思っているんです」

 

別の三歳の男の子に

 

「大きくなったら、何になりたい?」

 

と聞くと、指を四本出した。母親曰く

 

「四歳になると言っています」

 

「じゃ、もっと大きくなったら」

 

「怪獣……」

 

母親「何でもパクパク食べれるからと思っているんです」

 

子どもたちの胸に聴診器を当てながら、彼ら、彼女らと交わす会話は楽しい。

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本記事は幻冬舎ゴールドライフオンラインの連載の書籍『爆走小児科医の人生雑記帳』(幻冬舎MC)より一部を抜粋したものです。最新の法令等には対応していない場合がございますので、あらかじめご了承ください。

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