約2週間にわたる外壁塗装…工事中の注意点をチェック
工事が始まった当初は、壁が新しくなることに心が弾み、良いことばかりを想像していましたが、現実には楽しいことばかりではありません。工事が始まると、騒音や臭いなど、さまざまなストレスを抱えることになるからです。さらに、屋根や外壁の塗装工事期間中は、普段何気なく行っていることができなくなるケースも多いです。ここでは、工事期間中の生活がどうなるのか、住人にはどんなストレスがかかるのかを解説します。
Q. 窓は開けられる?
⇒「外壁塗装工事中に、窓を開けられなくてつらかった」と感じた人は少なくないようです。外壁の塗装工事中にも、完全に窓を開けられない訳ではありませんが、塗料の臭いが室内に充満してしまうため、あまりオススメはできません。また、業者のやり方によっては、窓は完全に開けられないケースもあるので、事前に確認が必要です。
Q. エアコンは使える?
⇒暑い夏場に工事を依頼した場合、窓が開けられないととてもつらい状況になってしまいます。とはいえ、業者も塗装工事の足場を組み立てる際、室外機の場所を考慮してエアコンの稼働に支障をきたさないよう気を配ってくれます。エアコンは問題なく使用することができるので安心してください。
Q. 職人へのお茶出しは? トイレは貸したほうがいい?
⇒外壁の塗装工事の場合、作業員が屋内に入って作業することはなく、職人の休憩時に住民がお茶を出したり、トイレを提供したりする必要もありません。極端な話、工期中は施主が家にいなくても、塗装作業のほとんどが進められます。
Q. 工事中は在宅していなければならない?
⇒外壁塗装の工事期間は平均で2週間ほどですが、工事期間中は施主か家族が在宅していなければならないという訳ではありません。その点は、内装リフォーム工事とは異なります。塗装業者を選ぶ際に、最初の段階から在宅できない場合が多いことを相手に伝えておく必要があります。
そのときの対応方法を見れば報告、連絡、相談のしやすい業者かどうかを見極めることができます。
●施主不在時に起きたトラブルも適切に解決、報告を怠らない
打ち合わせの段階から、こうした対応をきちんと約束してくれる業者ならば、安心して工事を依頼できます。
Q. 外出する際に注意した方が良いことは?
⇒工事期間中に外出するのであれば、ある程度の準備と心得が必要です。とくに重要なことは、以下の3つです。
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①不在にする際には戸締まりをしっかり行う
外出時に戸締まりを怠ってしまうと、仮に物がなくなっていたり部屋の様子が変わっているような気がしただけで、敷地内に出入りする業者を疑ってしまうことにつながりかねません。
②作業員と連絡できる状態を保つ
作業中には「近所からのクレーム」「急な悪天候での作業中断」「誤って敷地内の私物を傷付けた」など、急に連絡をとる必要が生じることがあります。在宅できない日でも、何がどのように行われたかを施主が把握できるようにしておけば、トラブルの発生を極力抑えることができます。
③外出中に口頭での契約変更には応じない
最初にいろいろと決めていても、工事期間中に「塗料の変更」「予定になかった部分の塗装の追加」「その他、見積もりにない工事の追加」など、契約の変更が必要になる場合があります。そのような事態となって業者が電話で変更の承諾を求めてきたとしても、口頭では承諾するのはやめてください。「仕上がりがイメージと違った」とか「想定よりも高額になった」というような、トラブルの元になるからです。
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