「住宅ローン減税」で最大40万円の節税
【住宅ローン減税を活用する】
住宅ローン減税を適用すると、最大で40万円を所得税から減額できます。この制度の正式名称は「住宅借入金等特別控除」といい、住宅ローン控除と呼ばれることもあります。新しく住宅を買ったときしか適用されないと思っている人が多いようですが、一定の増改築やリフォームを施した場合も含まれるため、外壁塗装も対象になります。
いくら減額されるかは、年末時点の住宅ローン残高で決まります。この金額の1%が所得税から減額され、その上限が40万円となっているのです。減額期間は基本的に10年間ですが、消費税引き上げに伴って13年間に拡充する措置も取られています。
一般的な住宅の外壁塗装で最大額の40万円まで減額されることはほぼありませんが、少しでも節税できるならそれに越したことはありません。適用には以下のような7つの条件があります。
<住宅ローン減税適用の条件>
●登記上の床面積が50m2以上である(所得により40m2以上で適用可能
●返済期間が10年以上の住宅ローンを組んでいる
●住宅の所有者であり、その住宅に居住している
●合計所得額が3,000万円以下である
●工事から半年以内に居住している
●増改築やリフォームの場合、工事費用が100万円以上
●中古住宅の場合、耐震基準をクリアしている
「条件を満たしているから活用したい」と思った人は、年末調整と確定申告を忘れず行ってください。住宅ローン減税は住宅の所有者が自己申告することで適用されます。自動的に減額されるものではないので注意が必要です。また、適用条件や減額等が変更する場合があります。