麻痺のある夫をケアする高齢妻、老々介護に限界が…
●特養ホーム入所を申し込むも入れない
脳梗塞で倒れ、入院、治療、リハビリテーションの末、中度の左片麻痺(要介護3)が残った夫(77歳)を、妻が1人で介護していました。しかし妻も75歳間近で体調を崩しやすく、もう限界で最寄りの地域包括支援センターに相談に行きました。
要介護3の夫は、入所条件も満たしているので、遠方にいる子ども達とも相談した結果、特別養護老人ホームの入所申込みをすることになりました。
しかし、入所は1年以上先になりそうなので、このまま在宅生活を続けるにあたり、ケアマネジャー(介護支援専門員)に依頼することにしました。
●定期巡回・随時対応型サービスで在宅維持
そこで、ケアマネジャーから、妻の介護負担を軽減するためには、24時間365日利用できる訪問介護と訪問看護を提案されました。これは定期巡回・随時対応型訪問介護看護というサービスです。
要介護3の夫のトイレ介助や入浴介助などのために、1日数回定期的に訪問するサービスのほか、利用者からのコールに随時対応で訪問するサービスもあります。医療的ケアや服薬管理が必要な場合には、訪問看護の看護師も訪問します。1日何回利用しても費用は定額制なので、使いやすいでしょう。
ただ、全国的に見ると、この定期巡回型サービスは事業者がまだまだ少ないのがネックです。
この他にも、月に数回の訪問診療も加えて万全の体制で、特養ホーム入所を待つことになりました。
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