(※写真はイメージです/PIXTA)

不動産投資をやってみたくても、手持ちの資金が少なくてチャレンジできないという方は多いと思います。しかし「不動産小口化商品」であれば、100万円程度から投資することが可能です。商品にはいわゆる賃貸マンションをはじめ、都市型のオフィスビル、事業用地、空き家再生を目的としたクラウドファンディング的なものなど、さまざまな種類があります。本記事では、具体的な商品例をあげながら、メリットとデメリットを解説していきます。

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    注目を集める不動産小口化商品…特徴は「手軽さ」

     

    近年「不動産小口化商品」が注目されています。

     

    不動産小口化商品とは、本来なら1人のオーナーが数千万円を投じて購入する投資物件を、複数人で少額の資金を出し合って共同購入し、賃貸運用するという商品です。

     

    手持ち資金が少ない投資初心者にもチャレンジしやすい価格設定のものが多いですが、具体的にはどんな商品なのでしょうか?

    複数人で1つの投資物件に共同出資、収益を分け合う

     

    不動産小口化商品とは、複数人の投資家が1つの投資物件に共同出資し、そこから得られる家賃収入を分け合うという不動産投資商品です。投資物件の選定・購入・管理は、国から不動産特定共同事業(=不動産小口化商品の取り扱い)許可を得た不動産会社が行います。

     

    例えば、不動産会社・X社(不動産特定共同事業者)が、年間家賃収入300万円の中古区分マンションを5,000万円で購入したとします。X社はこの物件に出資する投資家を1口100万円で募集します。1人1口として50人(物件価格5,000万円÷出資額100万円)の投資家が集まれば、まずは購入費用が回収できます。

     

    投資開始から1年後、X社は出資した投資家たちに対し6万円(年間家賃収入300万円÷投資家50人)の収益(家賃収入)を支払い、投資家たちはX社に対し物件管理費(出資金または家賃収入の3%程度)を支払います。X社はこの物件管理費を原資に賃貸運営を続けていきます。

     

    高額な投資物件を購入するのは荷が重過ぎると思い、不動産投資デビューを躊躇している人は多いと思いますが、不動産特定共同事業のスタートによって、少ない資産でも不動産投資を実践できるようになりました。

     

    100万円という少額投資では年間6万円程度の収益しか得られませんが、初心者が不動産投資の仕組みを勉強するという意味では最適の商品といえます。

     

     

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    ※本記事は、「ライフプランnavi」に掲載されたコラムを転載・再編集したものです。

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