(※画像はイメージです/PIXTA)

おひさまクリニックセンター北の院長、性差医療専門医・清水一郎氏の書籍『ストップthe熟年離婚』より一部を抜粋・再編集し、熟年離婚や死別が、男女それぞれにどのような影響をもたらすのか見ていきます。

 

社会人の学び直しの必要性はこれまでも提唱されてきたものです。しかし、十分に浸透してこなかった最大の障害は企業の姿勢かもしれません。

 

終身雇用や年功序列の社会風土だけが残り、仕事のキャリアアップを望んでも、キャリアチェンジを望まない土壌が存在していたからです。こうした雰囲気の職場で、仕事の忙しさのために、さらには家事・育児・介護の忙しさのために、学び直しの余裕などなかったのです。

 

しかし、政府の大号令の下、残業時間削減の動きが出始めています。大手企業でも副業を解禁するなどの変化の兆しが見え、確かに社会の潮流が変わろうとしています。長い100年人生に向けて、男女ともぜひ学び直し学習をしてください。単に目先の仕事だけが目的ではありません。生涯学習の意味でも、日々の生活に生きがいと幸せをもたらしてくれます

 

たとえば夫が学び直しのために、一旦離職して自宅からの学習になるなら、どうでしょうか、妻が仕事に出て稼ぎ頭になり、夫が家事・育児・介護を分担するなど、一度試すのもいいかもしれません。

 

そして、逆に妻が学び直しで自宅を空けるなら、今度は夫が少しでも妻の役割を受け持ってみてはどうでしょうか。ぜひ、奥様の学習チャンスを応援してください。

 

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清水 一郎

おひさまクリニックセンター北 院長

医学博士。性差医療専門医。大阪府出身。愛媛大学医学部卒業。
米国ペンシルバニア大学医学部博士研究員、徳島大学大学院消化器内科准教授、聖隷横浜病院消化器内科部長などを経て、現在、おひさまクリニックセンター北院長。1998年日本消化器病学会奨励賞、1999年Liver Forum in Kyoto研究奨励賞を受賞。
著書に、『女性肝臓学入門』『老いない美人 女性ホルモンできれいになる!』(以上、西村書店)、『患者だった医師が教える糖尿病が消える「ちょっとした」キッカケ16』(幻冬舎ルネッサンス)、『ストップthe熟年離婚』(幻冬舎MC)などがある。

 

 

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本記事は幻冬舎ゴールドライフオンラインの連載の書籍『ストップthe熟年離婚』(幻冬舎MC)より一部を抜粋したものです。最新の法令等には対応していない場合がございますので、あらかじめご了承ください。

ストップthe熟年離婚

ストップthe熟年離婚

清水 一郎

幻冬舎メディアコンサルティング

夫や妻に対して積もったイライラ、そしてある日訪れる、熟年離婚の危機。人生100年時代と言われる今、残りの人生を有意義に過ごすための方法とは。統計データを基に夫、妻の攻略法を徹底解説。夫婦間で起きる問題と、その対処…

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