(写真はイメージです/PIXTA)

介護付有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅、地域密着型のグループホームを運営する株式会社三英堂商事の代表取締役社長・上村岩男氏が、介護施設を選ぶ際のポイントについて解説します。

介護施設をチェック…要素は「5種類のスタッフ」

介護施設では、実際に現場で介護等を行う介護職員のほかに、次のような職種のスタッフが活動しています。ただし、配置基準は施設の種類によって違います。

 

1.施設長

2.ケアマネージャー

3.生活相談員

4.機能訓練指導員

5.看護師

 

さらに他にも事務員、栄養士、調理師など各職種のスタッフが働いていますが、入居者が満足のいく介護や医療等のサポートを受けるうえでは、1から5のスタッフの役割は大変重要な位置付けとなります。

 

以下では、それぞれの仕事の中身について解説していきます。

 

■施設長には高度なマネジメント能力が求められる

 

施設長は介護施設の管理者であり、施設のトップにあたります。ホーム長や、センター長など事業者によってその呼び名は異なります。

 

スタッフの育成指導、管理のほか、入居相談対応、収支管理(請求業務、人件費コントロール)、近隣機関との関係性づくり等、施設の運営管理全般を行います。

 

また、入居者先生や家族とのコミュニケーションを通して、安心で快適な環境づくりに努めることも求められます。

 

施設がスムーズに運営できるか否かは、施設長の力量に大きく左右されます。特にスタッフマネジメントにおいて施設長が果たす役目は極めて重要です。

 

介護スタッフや看護師、機能訓練指導員、ケアマネージャーなど専門スタッフ一人ひとりが、生きがいと仕事への誇りをもっていきいきと働ける環境をつくり維持するために、施設長には高度のマネジメント能力が要求されます。

 

なお、施設長になるために特別な資格は不要です。実際、私どもの会社で施設長を務めているスタッフの中には保険会社所長など異業種から転職してきた人も少なくありません。

 

ただし、やはり介護の現場に関する知識がまったくないままではスムーズな施設運営が難しいため、最低限、介護職員初任者研修の資格の取得と、併せて防火管理責任者として防火管理者の取得を促しています。

 

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