スタッフ間の「チーム力」をチェックする
介護施設では、さまざまな職種のスタッフが入居者先生の介護を行ったり、健康を管理したり、あるいはその生活をサポートするための活動を行っています。
では、働くスタッフをチェックするときには、具体的に何をみればよいのでしょうか。
まず、第一はスタッフ間のチーム力です。介護は一対一のサービスというイメージがあるかもしれませんが、実は多対一で取り組むサービスです。そもそも、一人の介護職員だけでは各入居者先生の満足がいく介護サービスを行えません。
トラックで行われるリレー競技と同じような複数の介護職員が、次から次へとバトンタッチしてサービスを提供し続けることが必要になるのです。
具体的に述べると、介護施設における介護職の仕事は一定の時間で担当職員が入れ替わる交代制になっています。例えば四交代制の場合は以下のようなシフトになります。
【早番】7時~16時【日勤】9時~18時【遅番】10時~19時【夜勤】19時30分~翌9時30分
このように、介護では複数人のスタッフがチームとなり、一体となって取り組むことが求められるのは、質の高い介護サービスを提供できるか否かは、ひとえにそのチーム力にかかっているといっても過言ではありません。
職種を超えたスタッフ間の連携をチェックする
チーム間の連携がスムーズに行われるためには、情報の伝達・共有が大きなポイントになります。すなわち、チーム力はコミュニケーションの量に比例します。
「話し合う」「伝え合う」といったやりとりが多ければ多いほどチーム力は向上し、提供するサービスの内容は充実していくのです。
担当者間での申し送りや引き継ぎが不十分であれば、入居者に対するきめ細やかなサービスが難しくなったり、思わぬトラブルが起きる恐れもあります。そうした事態を避けるためには、たとえ忙しい中でも、申し送り等の時間を十分に取って、入居者先生の方々に関して共有すべき情報を適切な形で伝えるよう努めることが大切になります。
また、同じ職種のスタッフだけでなく、異なる職種のスタッフ間の連携も重要になります。
職種に応じてそれぞれの仕事の目的には異なるところがあるため、ともすれば自分の仕事の目的を完遂することばかりに意識が向きがちです。そのために、異なる職種のスタッフ間の意思疎通がうまくいかなくなるケースも起こり得ます。
例えば看護や健康管理を目的とする看護師と、その人らしく生きることを目的として介護を行う介護職員の間では、サービスの提供に関して意見が一致しない場面もあるでしょう。
そうした互いの意見や立場の違いを乗り越えて入居者先生にベストなサービスを提供するためにも、緊密なコミュニケーション能力が求められます。
このように、職種を超えたスタッフ間の連携がスムーズに行われているのかも、重要なチェックポイントになるでしょう。
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