「育休復帰後の社員」のスキルを活かせる制度
ママスクエアの協力のもと、このしくみを応用した取り組みをしたのが、ソフトバンク株式会社です。子育てをしながら働くということを考えたときに、職種によっては負担が大きいものもあります。
その一つが客先に出向く必要のある、外回りの営業です。
アポイントメントを取って、先方に会うという仕事の特性から、子どもの体調不良などの急なトラブルが発生したとき、仕事の調整がしづらいという面があるからです。さらに、休日に電話がかかってきて、クレーム対応に追われることもあります。
そのため、営業職で活躍していた女性が、育児休業から復帰したからといって、元の部署で子育てと仕事を両立させて働くというのは、なかなか難しいといえます。
そのため、せっかく身につけた自社の商品知識や営業のスキル、仕事を通して築き上げた人脈などがあっても、出産を機に営業職を離れて事務職などへ移ったり、離職してしまったりということになります。これは、本人にとっても会社にとっても大きな損失です。
ソフトバンクは、出産前に営業職だった女性社員が経験を活かして電話やメールによる営業の仕事を担当してはどうかと考えました。内勤の営業であれば、自分のペースを優先して仕事ができます。しかも、商品知識を活かすことができるのはもちろん、営業の感覚も失わずにいられます。
そうして、いずれ子どもが大きくなったら、また営業現場に復帰するというキャリアパスを想定したのです。しかも、その際に、子どもと一緒に出社し、子どもの様子を見ながら働ける環境をつくることを目指しました。
注目のセミナー情報
【国内不動産】4月25日(木)開催
【税理士が徹底解説】
駅から遠い土地で悩むオーナー必見!
安定の賃貸経営&節税を実現
「ガレージハウス」で進める相続税対策
【資産運用】5月8日(水)開催
米国株式投資に新たな選択肢
知られざる有望企業の発掘機会が多数存在
「USマイクロキャップ株式ファンド」の魅力