(※画像はイメージです/PIXTA)

女性の活躍が推進されている時代でありながら、出産や育児をきっかけに働くことを諦めてしまう人は少なくありません。その理由として、企業による「育休復帰」へのフォロー体制が整っていない、といった問題が挙げられます。今回は、ベビーシッター事業、保育園事業、病院内保育園委託事業、企業主導型保育園のFC事業、人材育成・派遣・紹介事業などを展開する株式会社マザーグース代表取締役の柴崎方恵氏が、「育休復帰しやすい企業」がどのような取り組みを行っているのか、解説していきます。

1ヵ月の研修で「子育てをしながら働く」を実感できる

こういった形式の研修によって、座学で知識をインプットするというやり方よりも、子育てをしながら働くということに対して、実感をもって理解できるでしょう。

 

研修を受けた本人は、自分の業務についていつでも引き継げるように周囲と共有することの大切さを、身をもって経験します。また、限られた時間で業務をこなさなければならないため、自分の仕事をスリム化したり効率をよくしたりする工夫を行うようになるのだそうです。

 

若い社員にとっては、将来、自分が子育てをしながら働くことになったときのよいシミュレーションにもなります。そして、この研修を経験する人が増えることで、補い合う文化も生まれてくるのだといいます。

 

また、復職者を受け入れる側の上司は、育休からの復職者にどのような質の仕事を、どの程度の量任せてよいのか分からないという悩みを抱えていることがあります。子どもの体調不良などによって突然仕事を休むことが想定されるので、責任の重い仕事はなかなか任せにくいと考える人もいます。しかし、このような研修を行うことで、上司もマネジメントの仕方が分かるようになります。

 

 

 

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出産・育児による離職ゼロを実現!企業がつくる保育園

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柴崎 方恵

幻冬舎メディアコンサルティング

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