1ヵ月の研修で「子育てをしながら働く」を実感できる
こういった形式の研修によって、座学で知識をインプットするというやり方よりも、子育てをしながら働くということに対して、実感をもって理解できるでしょう。
研修を受けた本人は、自分の業務についていつでも引き継げるように周囲と共有することの大切さを、身をもって経験します。また、限られた時間で業務をこなさなければならないため、自分の仕事をスリム化したり効率をよくしたりする工夫を行うようになるのだそうです。
若い社員にとっては、将来、自分が子育てをしながら働くことになったときのよいシミュレーションにもなります。そして、この研修を経験する人が増えることで、補い合う文化も生まれてくるのだといいます。
また、復職者を受け入れる側の上司は、育休からの復職者にどのような質の仕事を、どの程度の量任せてよいのか分からないという悩みを抱えていることがあります。子どもの体調不良などによって突然仕事を休むことが想定されるので、責任の重い仕事はなかなか任せにくいと考える人もいます。しかし、このような研修を行うことで、上司もマネジメントの仕方が分かるようになります。
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