近未来の消費者洞察データを基軸にイノベーション支援を展開する、株式会社SEEDATA代表取締役社長の宮井弘之氏は、仕事で、他人に自分のいい面を印象づけるために自身が行っている「仕事用のペルソナ」をつくる方法について説明しています。

相手が自分に抱いているイメージ…本音は何個目から?

個人のブランディングで重要なのは、次の3つのイメージです。

 

1.強いイメージ

2.らしいイメージ

3.ユニークなイメージ

 

なぜ3つかといえば、人間は数多くの人に出会いますから、他人のイメージをそれほど強く覚えていられないからです。ぼんやりとしたイメージのペルソナをつくると「なんだか影の薄い人」としか思い出してもらえません。

 

1番目の「強いイメージ」とは、肉体的・精神的な強さではなく、印象の強さです。強烈ですぐに覚えられる、印象の強いイメージを一つつくることで、すぐに他人に覚えてもらえるようになります。

 

2番目の「らしいイメージ」とは、その人らしさを感じさせるものです。ペルソナをつくるといっても、人にはもって生まれた身体や性格がありますから、あまりかけ離れたペルソナをつくると、違和感が生じて覚えてもらいにくくなります。

 

身体が大きくて体格の良い若い人は、「策士」のイメージを打ち出すよりも、「スポーツマン」のイメージのほうが合っているでしょう。

 

普段から物静かで落ちついている人は、「社交家」ではなく「読書家」のイメージのほうが好ましいと思います。また、次に説明するように「ギャップ」があると、ユニークで覚えてもらいやすくなります。

 

3番目は「ユニークなイメージ」です。これは、あまり多くの人がもっていない個性的なイメージのことです。例えば「ペットとしてヘビを飼っている人」であれば、次に会ったときも「ヘビを飼っているAさん」とすぐに思い出してもらえます。相手がは虫類を苦手としていなければ有効なイメージです。

 

なので、仕事用のペルソナを構築する際には、仕事に役立つことを念頭に、「強いイメージ」「らしいイメージ」「ユニークなイメージ」の3つをまず考えます。

 

このときに、自分がすでに周囲の人に与えているイメージとの間にギャップが出てきます。それを修正するために、まずは自分のもっているブランド・エクイティがどのようなものであるかを確認することが最も重要なプロセスになります。

 

そこで、家族であるとか友人であるとか、自分が親しくしている人に頼んで、相手が自分に対して抱いているイメージを10個言ってもらいましょう。

 

たいていの場合、人が他人に対して抱いているイメージは3個程度なのですが、なぜ10個も出してもらうのかといえば、最初の5個くらいは「いい人」とか「楽しい」とか「明るい」とか、当たりさわりのない褒め言葉が出てくるからです。

 

10個と限定すると、後半になるとだんだん褒め言葉のネタが尽きてきて、相手が本当に抱いているイメージが、言葉を選んで出てきます。

 

多くのポジティブなイメージはネガティブなイメージと表裏一体ですから、褒められてただ喜ぶのではなく、裏にあるかもしれないイメージも推測していきましょう。

 

例えば「決断力がある」は「独善的」との印象を与えているかもしれません。「優しい」は「優柔不断」の裏返しかもしれませんし、「頭がいい」は「計算高い」とか「油断できない」とかの意味かもしれません。

 

このようなイメージのチェックは、できれば1人だけではなく、3人以上からヒアリングしてください。なぜかといえば、人間は相手との関係性によって、無意識にペルソナや態度や言動を変えているからです。

 

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