外壁塗装業者の良し悪しを、一般の方が見極めることは困難です。しかし、業者自身が発信している広告宣伝には、業者の姿勢や対応を予見させる、いくつかのヒントが隠れています。自身も外壁塗装の職人として経験を積み、現在は外壁塗装専門の会社を経営する筆者が、チラシから「良い外壁塗装業者」を見極めるポイントを解説します。

業者が「過去に塗装した家」を実際に見に行く

 ●知人、友人の紹介 

 

近くに外壁塗装をしたことがある知人や友人がいる場合、その人に業者を紹介してもらう方法もあります。知人や友人の意見は信頼性が高いのが特徴です。塗装した家を実際に見せてもらうことができますし、工事中の対応はどうだったか、感想はどうか、気になった点はあったか、満足度はどれくらいかなど、依頼者として聞きたいことが聞けます。

 

場合によっては、知人や友人からの紹介ということで、紹介割引が受けられることもあります。

 

業者側としても、紹介者の顔に泥を塗るわけにはいきませんので、いつもより丁寧にやろうと思うでしょうし、対応にも工事にも気を配るでしょう。

 

注意点としては、家は1つ1つ形も状況も状態も違うことです。そのため、知人や友人が大満足だったとしても、自分も同じように大満足できるとは限りません。

 

もう1つは、知人や友人の紹介で業者に相談すると、「別の業者にも話を聞いてみたい」「ほかの業者に依頼したい」などと思ったときに断りづらい場合があることです。

 

契約して工事が始まると、その過程で不満があったときもクレームをつけづらくなることがあります。

 

これは業者の良し悪しというよりは知人や友人との関係性によるところが大きいのかもしれません。紹介してもらう場合は、断っても後腐れがないように「契約に至らなかったらごめんね」とあらかじめ断っておくなどの配慮をしておくとよいでしょう。

 

 ●経験者の声 

 

リアルな声を聞くもう1つの方法として、依頼しようか検討している業者に、過去に塗装した家を紹介してもらうことができます。

 

地元の業者なら、過去に塗装した家もおそらく近くですから、見に行くことができます。

 

業者によっては、塗装した家のオーナーを紹介してくれることもありますし、オーナーと直接話ができれば、感想を聞くことができます。過去に塗装した家のオーナーを紹介できるということは、工事の仕上がりに満足している人がいるということですし、そのあとも良い関係を築いているという証しともいえます。

 

その点から見ても、「工事の感想を聞ける過去のお客さんはいますか?」と聞いてみることは良い業者選びにつながるポイントといえるでしょう。

 

 

久保 信也

株式会社リペイント匠 代表取締役

 

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なんとなく後回しにしがちな外壁塗装。実際に、料金や工法もよく分からない戸建て住宅オーナーは多い。 しかし、外壁塗装の知識がないまま業者に依頼してしまうと、雨漏りや料金トラブルが発生してしまうこともしばしば………

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