日本の持ち家率は60%を超え、マイホーム購入に至る年齢は40歳前後というのが一般的。人生の折り返し地点で多額のローンを負うと、どのように返済していくことになるのでしょうか。横浜市「綱島」に30代で新築分譲マンションを購入した会社員を例にみていきます。

新駅開業をひかえる「綱島」…街の成長性に期待

神奈川県横浜市港北区「綱島」。東急電鉄東横線の駅でターミナル駅の「渋谷」までは、通勤時間帯、急行であれば30分を切るほどの距離です。

 

この駅から徒歩10分ほどの新築分譲マンション7000万円(当時)を購入した、30代会社員。家族3人暮らしで、間取りは3LDK。子供が小学校に入学する前にマイホームを購入したいというのが夢だったそう。勤務先まで電車1本で行けること、妻の実家にも近いことから、綱島周辺で新築マンションを探していたといいます。

 

「渋谷」から先は東京メトロ副都心線に乗り入れ、「新宿三丁目」や「池袋」にもアクセス。さらにその先は東武鉄道東上線、西武鉄道池袋線とも直通運転。「横浜」や「みなとみらい」へも10分少々と、お出かけには何かと便利なロケーションで申し分ないとか。

 

そしてもうひとつ、綱島周辺に注目していたのが、新駅の開業。「綱島」から東へ100m、綱島街道を渡ったあたりに、東急電鉄東急新横浜線「新綱島」が2022年開業予定です。

 

いまは新幹線駅の「新横浜」に行くには、「菊名」でJR横浜線に乗り換えなければなりませんが、新駅ができれば、ダイレクトにつながり、さらに交通利便性が向上します。また新駅誕生に伴い、タワーマンションと商業施設、区民文化センターからなる高層複合ビルが建設中。あわせて道路やバスターミナル、自転車置き場が整備される予定です。

 

「渋谷」から電車で30分ほどの距離で、新築マンション7000万円という価格は、正直予算オーバーだったと言いますが、街の将来性も見込んで購入を決めたのだとか。

 

「綱島」駅周辺には、7つの商店会、新旧約400店が展開する商業集積地で、各商店会で「綱島商店街連合会」を形成。個店も元気な商店街で、飲食店もバリエーション豊富に揃います。コロナ禍前は、立ち飲み屋で一杯楽しむのが、ストレス発散法だったのだとか。また西口には「イトーヨーカドー 綱島店」もあり、駅周辺で最寄り品はすべて揃うのも魅力です。さらに駅ナカ商業施設「エトモ綱島」もオープン。小規模ながらスーパーやデイリーで利用するのに便利なカフェなどが揃い、何かと便利です。

 

また駅から西に6分ほど歩いた所に流れる「鶴見川」の土手も、子育て世代にはうれしいスポット。BBQ(直火は禁止)を楽しんだり、テントを張ってアウトドアを満喫したりと、休日を楽しんでいるといいます。

 

横浜市綱島の街並み全景/ PIXTA
横浜市綱島の街並み全景/ PIXTA

 

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