社会人になってからも役に立つ「勉強の習慣」
中学受験や高校受験の場合、その勉強習慣の時間を延ばしていけばいいのですから。勉強習慣がない場合、ゼロから10をつくっていかなくてはなりません。これは案外大変な苦痛を伴うものです。
でも、1の習慣があれば、それを2や3に延ばし、最終的に10までもっていくのはそれほど大変なことではありません。大人になって仕事をするようになると、この「勉強習慣」が「仕事のルーチンワーク」の時間になります。どんなに好きな仕事でも、好きなことばかりではないはずです。
ルーチンワークを苦痛なく、ラクラクこなせる習慣がついていると、新しい企画を考えたり、新しい取引を始めたりする発展的な仕事に力を注ぐことができます。「学力」を「勉強のため」だけの力ととらえず、「将来自立して仕事をするための力」として考えると、目先の成績だけにとらわれることがなくなります。
中学受験も高校受験も、大学受験さえも、通過点にすぎないのです。「親」は「木の上に立って見る」と書きます。字のとおり、親は高い地点から、子どもの未来を見通してあげましょう。
河村 京子
母学アカデミー代表
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