合格する子どもは「朝の時間」を上手に使う
~勉強習慣は小学校入学前までに身につける?~
わが家の子どもたちが小学生のときの朝の風景。朝目覚めたら顔を洗い、「昨日の続きの勉強をしよう」と、朝食前のダイニングテーブルで勉強を始めます。朝ご飯が用意できたら勉強は終わり。さっさと片づけて、朝食のテーブルを整えます。
「そんなの夢みたい!」「うちでは絶対に無理!」そう思われたかもしれません。でも、決してそんなことはないのです。多くの小学生は朝起きて、顔を洗って、朝ご飯を食べて、学校へ行きます。それに「朝勉強する」時間を加えるだけです。
1時間も2時間もするわけではありません。10分か20分で十分なのです。ここでは、そんな「うちでもできるかも」「明日からやってみよう」と思ってもらえる方法をお伝えします。
・勉強が当たり前になる習慣のつくり方
「学力」をつけるために、一番大事なことは何だと思いますか? 勉強時間をたくさん取ること? たくさん記憶させること? テストをたくさん受けること? もちろん、それらも大切なことかもしれません。
でも、「たくさん」やればいいわけではありません。あえて、一番大事なことをあげるとすると、「勉強習慣」です。ご飯を食べるように、歯磨きをするように勉強をすることです。
ご飯を食べることに疑問をもつ人はあまりいませんよね。「どうしてご飯を食べなくっちゃいけないの?」と聞く子どもはあまりいないでしょう。それは、あまりにも当たり前のことなので、疑問をはさむ余地もないからです。
それなのに、「勉強習慣」について重要だとは思っていないお母さんがとても多いのです。お母さんが、「勉強習慣」について少し意識するだけで、お子さんの意識もきっと変わってくるのに……。
・習慣化できると東大・京大に近づく
では、「勉強習慣」はいつから身につければいいのでしょうか? 学校で勉強が始まる小学校入学のときからでしょうか? 小学校入学時に、子どもは6歳です。6歳ではすでに生活習慣も身についてきていますが、そのなかに勉強習慣がない場合、小学校に入学したからといって、いきなり「勉強しなさい!」と言っても、子どもはとまどってしまうでしょう。
特に、それまでの6年間で「消費的生活」を送っていた場合、いきなり勉強に興味を向けるのは困難かもしれません。勉強は「生産的活動」だからです。すでに「生産的」な生活をしている子どもの場合、学校の授業にも意欲的に取り組みます。授業のなかで自分で問題点を見つけだし、それを解決することが快感だからです。
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