強みに気がついた女性社員、その後がスゴイ
おそらく、何か自分の興味のあることを何年かやっているうちに、いつの間にか「強み」になっていた……というのが現実です。このように、強みの発見は難しいことですが、前述のとおり私が見聞きした「強運」な人は、みな自分の強みに気づいて活かしています。
「強運」には、強みの発見が必要条件ですので、ここで一度、自分の強みについてじっくり考えてみてください。それでも、なかなか見つからない場合には、
・友達に「すごいね」「いいね」と言われたこと
・目上の人(学校の先生や先輩、上司)に褒められたこと
・仕事先でお客様に褒められたこと
・テレビなどを見ていて「これなら私もできる!」と思ったこと
などを書き出してみることです。すると何かしら、いつも褒められる共通点が出てくるはずです。
・他人にはあなたの「強み」が見えている
強みの見つけ方について述べてきましたが、それでも自分で発見するのはなかなか難しいものです。そこで、一つおすすめしたいのが、「他人から教えてもらう」方法です。前述の「足が速い」例にもあったように、人の強みというのは他人からしたら一目瞭然のことが多いのです。
たとえば、私の会社の女性社員のSさん。彼女は長年、講師たちのスケジューリングをする事務職でした。ところが、営業から頼まれた案件をただサポートするだけではなく、積極的によりよくしていく提案をどんどんしていました。
そこで、私は彼女の「提案力」という強みに気づき、「研修コンサルタントとしてやってみないか」とすすめてみました。最初は少々躊躇していたものの、結果的には「提案力」と持ち前の粘り強さを発揮して、数年のうちに年間で数千万円の企業研修を売り上げるようになったのです。
数年後に彼女から言われたのは、「社長のアドバイスで、人生が変わりました。あのまま事務職だったら、ここまで積極的に仕事に関われなかったと思います」という嬉しい言葉でした。彼女はやはり、自分では自分の「提案力」という強みに気づくことはできませんでした。だから、まさか自分が事務職からコンサルタントへ転身して、ここまで活躍できるとは想像だにできなかったのです。
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