「本を読む」という「美徳」の大誤解…読書に潜む、一つの危険

近未来の消費者洞察データを基軸にイノベーション支援を展開する、株式会社SEEDATA代表取締役社長の宮井弘之氏は、周知の事実や世の中の常識に囚われずに成功するための思考法を説いています。

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「本を読む」のは、いいことなの?という疑問

「本を読むな!」と叱る親御さんや学校の先生に会ったことはありますか? 私たちは、書籍によって知識を得ることを美徳と考えるように馴らされています。

 

しかし、「本を読む」のは、無条件に良いことなのでしょうか。今度は、この「美徳」へのチャレンジを通じて洞察スキルを養いましょう。とはいえもちろん、読書が知識を得る手段として優れていることは否定しません。しかし、読書は知識を得るための唯一の手段というわけでもありませんよね。

 

なんらかの知識を得るために、読書が最も効率の良い手段であるのかどうかを検討してみましょう。例えば、原始時代には書籍や文字はありませんでしたから、知識は口伝によって広がりました。現代でも、書籍よりもセミナーを好む人は多いです。

 

リアルのセミナーは移動の時間や手間がかかりますが、動画セミナーやオーディオセミナーも充実してきています。そもそも、YouTubeなどの動画サービスや、書籍をオーディオで聴くというサービスが市場を広げている時点で、活字を追う読書よりも、耳で聴いたり、目で見たりと視聴覚をふんだんに活用した情報摂取を選好する人が多いことに気がつくべきでしょう。

 

読書が知識獲得の王者だった時代は終わりつつあります。

 

また、書籍には、情報がリアルタイムの最先端ではないという欠点があります。例えば、脳科学にせよ、AI研究にせよ、最新の情報をもっているのは最前線の研究者です。

 

ですから、最新の情報を得たければ、研究者に直接会って話を聞くことが一番です。しかしながら、面識のない研究者に時間を割いてもらうのはなかなか難しいことですから、一般的には、その研究者の書いた論文を読むことになります。

 

これは広い意味での読書ではありますが、書籍にまとまっていない論文を読むのが趣味という人はあまり多くないでしょう。ちなみに、私は一般の書籍はほとんど読まず、なんらかの知識を得るという目的で活字を読むときには、主に研究論文を読みます。

 

つまり、ピンポイントで目的を絞った読書だけをするようにしています。最近は、論文の内容を分かりやすい動画にまとめて発信しているYouTuberもいますから論文を愛好するのは私だけではないようです。

 

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株式会社SEEDATA 代表取締役社長

1979年生まれ。慶応義塾大学商学部卒。2002年博報堂入社。
情報システム部門を経て、博報堂ブランド・イノベーションデザイン局に在籍。新商品・新サービス・新事業の開発支援に従事。幅広い業界のリーディングカンパニーと300を超えるプロジェクトを経験。働きながら筑波大学でMBA(経営学修士)と博士号(経営学)を取得。
社内公募ベンチャー制度で採用され、近未来の消費者洞察データを基軸にイノベーション支援を展開するSEEDATAを起業、博報堂子会社として分社。現在は、SEEDATA代表取締役社長。法政大学や相模女子大学等で非常勤講師を歴任。

著者紹介

連載「洞察力」の専門家が指南~限界をラクに超える思考法

バカにされたら「ありがとう」 あなたの限界をラクに超える最強の洞察思考

バカにされたら「ありがとう」 あなたの限界をラクに超える最強の洞察思考

宮井 弘之

幻冬舎MC

アイデアを生み出す秘訣は、「洞察力」にあり! 普通の人が考える“常識"をずらして、新しい視点、着想、アイデアを提示する思考法を、目的ごとに紹介。 本書では、世間一般でいわれている“常識"を、著者が一つひとつ覆し…

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