間違えると大混乱!いろんな場所の「席次ルール」
社会人として来客応対や接待の場などで意識しないといけないのが、席次のマナーです。席次とは座席の順序のことであり、上座、下座を意識する必要があります。位が上の人が一番の上座に座ることとなりますし、お客様も上座に座るので、応接室に案内する際などは上座をすすめないといけません。間違ってお客様が下座に座って、迎える側の自分たちが上座に座ってしまった、なんてことがないようにしましょう。
【入口から遠い奥の席が上座になる】
●応接室
入口から一番遠い1が上座になる。入口に一番近い5が下座。手前の4と5に自社の人間が座る。
●オフィス
オフィスをパーテーションで区切った打ち合わせコーナーの場合は、オフィス側から遠い席が上座になる。
●対面型、コの字型、円卓型
コの字型、円卓型の会議室でも席次がある。他の場合と同様に、出入口に近い席が下座になるので、新人の間はその席に座るようにしよう。
乗用車は「誰が運転するか」で席次が変わる
建物の部屋以外でも席次は存在します。自動車や列車、飛行機などの席でも上座と下座が決まっているのです。上司や取引先の相手と乗り物で移動する機会は少なくありませんので、こちらの席次も知っておきましょう。ただし、乗り物の席に関しては、「列車の席は通路側のほうが好きだ」といった個人の好みもあります。上司やお客様にそうした希望がある場合は、席次よりもそちらを優先して問題ありません。
【目上の人が運転する場合、席次が変化】
●タクシー
運転席の後ろが上座。助手席が下座となり、ここに座る人間が支払いをしたり、運転手とやりとりをする。3人で座る場合は、一番目下の人間は3に座る。ただし女性がいる場合には臨機応援に対応することが大切です。
●お客様が運転する自動車
上司やお客様など目上の人が車を運転する場合、タクシーとは違って助手席が上座になる。
●列車
窓側が上座になるという原則があるので、通路側の席が下座となる。
●飛行機
3つ並んだ席の場合は、真ん中が下座となる。
(本文イラスト:本村 誠)
平野敦士カール
カール経営塾 塾長
株式会社ネットストラテジー 代表取締役社長
社団法人プラットフォーム戦略協会 代表理事
2025年2月8日(土)開催!1日限りのリアルイベント
「THE GOLD ONLINE フェス 2025 @東京国際フォーラム」
来場登録受付中>>
【関連記事】
■税務調査官「出身はどちらですか?」の真意…税務調査で“やり手の調査官”が聞いてくる「3つの質問」【税理士が解説】
■月22万円もらえるはずが…65歳・元会社員夫婦「年金ルール」知らず、想定外の年金減額「何かの間違いでは?」
■「もはや無法地帯」2億円・港区の超高級タワマンで起きている異変…世帯年収2000万円の男性が〈豊洲タワマンからの転居〉を大後悔するワケ
■「NISAで1,300万円消えた…。」銀行員のアドバイスで、退職金運用を始めた“年金25万円の60代夫婦”…年金に上乗せでゆとりの老後のはずが、一転、破産危機【FPが解説】
■「銀行員の助言どおり、祖母から年100万円ずつ生前贈与を受けました」→税務調査官「これは贈与になりません」…否認されないための4つのポイント【税理士が解説】