体臭がきつくなる、リバウンドなどのデメリットも…
3.口臭・体臭が強くなったり、食物繊維の量が減って便通が悪くなる可能性も
糖質制限では、糖の代わりに体脂肪や内臓脂肪が分解されますが、このときケトン体というエネルギーがつくられます。このケトン体によって、口臭・体臭が強くなることが分かっています。
美しく痩せたいなら、口臭・体臭が増えることは避けたいものです。食物繊維は便通をよくします。根菜類は食物繊維が豊富ですが、糖質も多いのです。そのため糖質制限をすると、根菜類を食べる量を減らさなければなりません。
これによって食物繊維の摂取も減り、便通が悪くなるという悪循環も…。このように糖質制限には、さまざまなデメリットが潜んでいるのです。
たんぱく質・脂質・炭水化物は4:1:5のバランス
代謝がよくなり、メリハリある体をつくるためにもたんぱく質を多く摂ることがポイントに
過度な糖質制限や断食、同じものを食べる単品ダイエットなどは、一時的に体重が減っても、筋肉量が落ち、体にメリハリがなくなって、美しく痩せることが難しくなります。
ただ痩せるだけでなく、くびれやヒップアップなどの美ボディを実現するためには、筋肉で引き締まった体をつくる必要があるのです。また、食べたものを効率よく消化できる代謝しやすい体になるためにも、筋肉量を増やすことがポイントです。
食事で筋肉をつくるために必要な要素が、肉、魚、乳製品、卵などに多く含まれるたんぱく質です。ダイエット中は、カロリーを控えても、たんぱく質はたっぷり摂るように心がけましょう。
栄養バランスを崩すことなく食事制限をする場合、PFCバランスを参考にするとよいでしょう。P=たんぱく質、F=脂質、C=炭水化物で、これらを4:1:5の割合で摂るのが理想です。
摂取カロリーが減ると、体は脂肪を蓄えて、エネルギーを使う筋肉を減らそうとします。そんな状態で、元の食事量に戻すと、余ったカロリーは脂肪になってしまいます。
長谷川 守正
医療法人健美会 理事長
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