そのマンション「孝行息子」ですか?
アパート・マンション経営のプランニングにおいては、常に意識しておく課題があります。それは最終的な「出口」作戦。万一の売却への備えです。
たとえば、株式投資でも損失を抱えた際に、「いつか上がるだろう」とずるずると持ち続けた結果、より傷口を広げてしまう恐れがあります。上がる見込みがないのであれば、早めに決断をし、売ることが肝要です。また、急に現金が必要になり、売却をせざるをえないという事態もありえるでしょう。
建物も同じです。長期スパンで収益を生み出し、順調にローンを返却した上で、納税資金も貯められる“孝行息子”に成長してくれれば万々歳ですが、うまくいかないこともありえます。また、相続時に、誰も賃貸アパートを引き継ぐ相続人がいなければ、さっさと売ることがベストな対応になることもありえます。
ほとんどの住宅メーカーは建てたら終わり
しかし、賃貸マンションを建てたがために、土地、建物の評価が下がり、返済資金や納税資金確保に足りず、泣く泣く自身の預金をかき集めなければならない事態も起こり得ます。建物を壊し、更地にて売却すればいいと思っても、入居者が居座り、なかなか売れないケースも多々あります。
不動産投資に慣れているプロならば、こうした“出口作戦”を見据えた上で、事業計画や収支プランを立てるのが常識ですが、住宅メーカーが、竣工後、万一売った際に、どの程度の額で売れるかまでシミュレーションしてくれるケースは稀です。
杉原 杏璃 氏登壇!
「THE GOLD ONLINE フェス 2025 @東京国際フォーラム」
(入場無料)今すぐ申し込む>>
注目のセミナー情報
【海外活用】12月7日(土)開催
従来の分散投資で資産を守れるのか?
新時代の富裕層が実践する
金融大国「シンガポール」や「フィリピン永住権」を活用した新・資産防衛法
【国内不動産】12月7日(土)開催
元サラリーマン大家の現役投資家社長が伝授…
インバウンド需要を逃すな!
《札幌・民泊投資》で勝ち組になる方法