今回は、機関投資家の購入が見込まれ、価格上昇が予感される銘柄を時価総額から見つける方法について解説します。※本連載は、「相場の福の神」として知られる藤本誠之氏の著書、『上がる優待株を買いなさい』(自由国民社)の中から一部を抜粋し、さらに一歩踏み込んだ「上がる優待株」の見つけ方を伝授します。

時価総額100億円を超えると、その銘柄を買う人が激増

機関投資家は時価総額が100億円未満の銘柄には、手を出したくても出せません。責任ある立場ですから、ある条件に達していない限り、どんなにいい銘柄だとわかっていても、どんなにこれから値上がりするとわかっていても、買うわけにはいかない。買いたくてたまらないところを、指をくわえて見ているだけなので、待ちかねていた時価総額100億円超えの局面で、買いにきます。

 

 

つまり、時価総額が100億円を超えると、その銘柄を買う人が劇的に増えると予想できます。当然、株価も上がります。

 

時価総額が100億円の壁を超えようとしている、今まさに上り調子の銘柄があったら、機関投資家が手を出せないうちにすぐに買ってしまいましょう。そして、そのまま100億円を超えるのを待つのが、成長銘柄を買うベストのタイミングです。利益が確定したらすぐに売却して売買差益を得てもよいですし、さらなる値上がりを期待するのもよいでしょう。

時価総額100億円の次のタイミングは300億円

それでは、すでに100億円を超えている銘柄はもう手遅れなのか、といえばそうでもありません。さらに値上がりするのを待つという手もあります。

 

そのときの見極めが、時価総額300億円です。時価総額300億円を超えると、さらに多くの機関投資家に買われるようになり、一気に株価が上がる可能性があります。100億円の壁を超えてもなお好業績が続き、時価総額300億円にも届きそうという銘柄は、さらなる成長が期待できる銘柄と考えてもよさそうです。

 

 

特に株主優待が高利回りであったり高配当であったりと、持っているだけでメリットがあるような銘柄の場合は、資金に余裕があれば時価総額300億円の壁を超えるまで持ち続けているのも、個人投資家にしかできない投資法といえるでしょう。

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    本連載は、2015年6月17日刊行の書籍『上がる優待株を買いなさい』から抜粋したものです。その後の税制改正等、最新の内容には対応していない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。

    上がる優待株を買いなさい

    上がる優待株を買いなさい

    藤本 誠之

    自由国民社

    「相場の福の神」が教える利益を出す優待投資の方法! 株主優待制度と企業のホンネを知り尽くした著者が、値上がり益とオトクな優待を両取りする方法を伝授。株主優待の基本から株主の目を引く優待例、情報収集法、上がる優待…

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