時価総額100億円を超えると、その銘柄を買う人が激増
機関投資家は時価総額が100億円未満の銘柄には、手を出したくても出せません。責任ある立場ですから、ある条件に達していない限り、どんなにいい銘柄だとわかっていても、どんなにこれから値上がりするとわかっていても、買うわけにはいかない。買いたくてたまらないところを、指をくわえて見ているだけなので、待ちかねていた時価総額100億円超えの局面で、買いにきます。
つまり、時価総額が100億円を超えると、その銘柄を買う人が劇的に増えると予想できます。当然、株価も上がります。
時価総額が100億円の壁を超えようとしている、今まさに上り調子の銘柄があったら、機関投資家が手を出せないうちにすぐに買ってしまいましょう。そして、そのまま100億円を超えるのを待つのが、成長銘柄を買うベストのタイミングです。利益が確定したらすぐに売却して売買差益を得てもよいですし、さらなる値上がりを期待するのもよいでしょう。
時価総額100億円の次のタイミングは300億円
それでは、すでに100億円を超えている銘柄はもう手遅れなのか、といえばそうでもありません。さらに値上がりするのを待つという手もあります。
そのときの見極めが、時価総額300億円です。時価総額300億円を超えると、さらに多くの機関投資家に買われるようになり、一気に株価が上がる可能性があります。100億円の壁を超えてもなお好業績が続き、時価総額300億円にも届きそうという銘柄は、さらなる成長が期待できる銘柄と考えてもよさそうです。
特に株主優待が高利回りであったり高配当であったりと、持っているだけでメリットがあるような銘柄の場合は、資金に余裕があれば時価総額300億円の壁を超えるまで持ち続けているのも、個人投資家にしかできない投資法といえるでしょう。